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財務・資金調達全般 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (3ページ目)

財務・資金調達全般 に関する コラム 一覧

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事業規模があると設定がやりやすい

前回からの続き、法人について。役員に対する給与には色々と制限があることを紹介しました。確かに、ここがあまりにも無制限に変えられてしまうとあまりにも意図的に節税を図ることができるようになってしまいます。 この制限を乗り越えるために重要なのは、やはり事業の規模です。開業したばかりであまりにも零細な時期には売上の予測もできませんが、少し大きくなればある程度の予測(あくまでも予測ですが)は立てられます。 ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/07 01:00

もちろん制限もある

前回からの続き、法人について。給与への課税は事業よりもマイルドという話を紹介しました。給与所得控除の規定はとても強力なツールです。 もちろん、どんな規定も無制限に活用できるわけではありません。社長さんの給与について言えば、次のような制限があります。 ・基本的には一年間同じ金額の給与を続けてね 例えば毎月50万円の給与にしましょう、と決めたら調子が良かろうが悪かろうが50万円は払った、あるいは払った...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/06 01:00

給与への課税

前回からの続き、法人について。利益を分配することの効果と、その注意点について簡単に紹介しました。今日考えてみたいのは給与への課税についてです。 実は給与への課税には一定の特典が用意されています。給与所得控除と呼ばれる概算経費のようなものです。この考え方を上手く使うと、これまた税金が安くなります。 個人事業で100の所得を出した場合:税金は30法人から給与を100もらった場合:税金は25 イメージと...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/05 01:00

分けるほど利益があるか?

前回からの続き、法人について。個人事業を法人成りすると利益の分配先が増えます。そうすることで税金が安くなることも…と紹介しました。 ただし、もちろん良いことだけではありません。まず大前提として ・分けるほどの利益があるのか? これがポイントです。そもそも個人事業の所得が大してない状態だと、法人と個人で分ける意味があまりなかったりします。個人事業の状態で数百万円程度の利益(所得)が出ているのであれば...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/04 01:00

会社と社長で分け前を

前回からの続き、法人について。最初の節税策として、利益の分配について考えてみました。一人で抱えるよりも二人で分け合うほうが税金が全体で安い。会社を作ることでこの性質を上手く活用することができます。 個人事業であれば、獲得した利益はすべて個人のものです。例えば100儲けたら100そのまま個人に帰属します。これが法人成りすることで、100を50と50で会社と個人に分配するような方法が考えられるのです。...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/03 01:00

利益の分配

昨日からの続き、法人について。法人成りの分かりやすいメリットとして節税が上げられます。ここで、まず税金の基本性質を確認します。 日本には数多くの税金が存在しますが、主要なものの内いくつかは次のような性質があります。それは課税対象を一人で抱えるよりも何人かで分けたほうが全体では安くて済む、という性質です。 例えば利益を課税対象とする所得税や法人税を考えてみます。納税者一人で利益を100獲得した場合、...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/02 01:00

税制上のメリット

前回からの続き、法人について。小規模事業者は個人が基本単位だとしつこく確認しました。その上で法人成りをするのはどんなメリットがあるのでしょうか? ずばり、税制上のメリットがいくつかあります。事業の規模がそれなりになってきた場合、個人事業を法人に変えることで結構な額の節税を図ることが出来る可能性があります。どんな節税ポイントがあるのかについて、簡単にご紹介します。 もう一つ利点があるとすると、仕事の...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/11/01 01:00

商売そのものには適さない

前回の続き、法人について。小さな事業の基本は個人単位です。会社の看板など何の意味もなく、担当する人間その人が信用できるか。結局はそこで選ばれていることが大多数なのではないでしょうか。(最近では大企業の看板すらその威光を失いつつありますが) そこでポイントとしたいのが法人です。法人は人間が発明したものの中でも相当にスゴイものと言われています。実在しないにも関わらず、法的に人格を与えてそこに主体性を認...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/31 01:00

法人のこと

廃業に関する話を諸々と書きました。もちろん避けたいことなのですが、正当に廃業できることはまだ好ましいこと。意図せぬ倒産になるともっと辛いこと。M&A等々の案件が如何に難しいことであるかということ。 これらの根本にあるのは、小さな事業体における基本原則は人単位であるということです。事業主その人がその仕事をやっているからこそ信頼を得ている。成果を出している事業体の多くは、やはり主その人が魅力的です。 ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/30 01:00

M&A

前回からの続き、廃業について。仕事は属人的であるが故、廃業も悪いとは言えない。あまり一般的とは言い難い意見ですが、これは私の正直な意見です。 例えば大企業同士のM&Aでも失敗する事案は山ほどあります。合併してシナジーがウンタラカンタラ…と言いつつ、結局「企業風土の違いが…」等の理由でご破算になるケースは山ほどあります。仮に合併をしても相乗効果などまったく発揮できていないこともしょっちゅうです。 こ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/29 01:00

属人的

前回からの続き、廃業について。廃業を意識した時にも税理士に相談して欲しい、と書きました。もう少し突っ込んだ話をしてみます。 廃業は事業において最も避けなければならない事態と考えられます。しかし、場合によってはそうではないのではないか?と私は考えます。というのも、中小零細企業の実態を考えれば廃業はごく自然なことだからです。 結局のところ、仕事がうまくいくか否かは人間次第です。これについてはあまり異論...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/28 01:00

廃業の相談も税理士にするべき

前回からの続き、廃業について。税理士との協調関係は調子が悪くなっても取って頂きたいです。その上で、最後にどうしても廃業を決断しなければならないとしたら。 その時にもぜひ税理士に相談して頂きたいです。少し前に振り返りましたが、正式な廃業のためにはそれなりの手続きがあります。また余裕ある廃業をするためには、ある程度資金を残していることが好ましいです。加えて廃業によって生じる精神的ストレスはそれなりのも...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/27 01:00

なぜ来ない?

前回からの続き、廃業について。事業の調子が悪くなると帳面が来なくなりやすい、という話を紹介しました。理由は何なのでしょう?実は私もはっきりとは分かりません。 ・それまでより調子が悪くて税理士にみせるのが恥ずかしい?・顧問料の支払いがきつくなりそうだから渡し辛い?・なんとなくメンドクサイ?・書類が溜まってきてしまってもうどこから手をつけて良いのやら? 共通して言えるのは貧すれば鈍するというイメージで...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/26 01:00

帳面が来ない

前回からの続き、廃業について。税理士がついていることのメリットについて少しだけ紹介しました。ただ、実はこういったメリットが最後まで発揮されないケースがままあります。理由がいくつかあって ・商売の調子が悪くなってくると同時に帳面が預かれなくなってくる・税理士と仲が悪い まず一番目について少し考えてみます。これ、不思議なのですがよくあることです。それまで毎月、あるいは数ヶ月に一度必ず資料を預かれていた...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/25 01:00

税理士の想い

前回からの続き、廃業について。ここで税理士が存在することの意義について少しだけ。もちろんここで書くのは私の考え方なので、全ての税理士が共通して持っている認識というわけではありません。ただし、ある程度は一般的なお話ができるかと思います。 簡単に言うと、税理士がいることで意図せぬ廃業、倒産の危機を回避できる可能性が高くなります。適宜書類を預かり、経理処理をオンタイムで行なっていく事で会社の業績は数字の...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/24 01:00

帳面と経営

前回からの続き、廃業について。廃業に至る危機は時にゆっくりと訪れることを紹介しました。 だからこそなのですが。会計帳簿というのはしっかりとオンタイムで処理しておきたいのです。 誤解も多いのですが、帳面をしっかりつけたところで会社は儲かりません。最近では会計が経営を導く…というような宣伝文句も増えました。しかし、個人的な見解を述べるならそんなことはありません。帳面が多少いい加減でも、儲かっている会社...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/23 01:00

私生活と対策

前回からの続き、廃業について。廃業に至るまでの危機は常に突然くるのではありません。ジワジワゆっくりと迫ってきていることの方が多いです。 少し前まで贅沢型の倒産について取り上げていました。なぜあのようなことをご紹介したかというと、私生活を改善することで倒産から免れる可能性が結構高いからです。 目に見えやすい贅沢だけでなく、例えば個人で保険に加入しすぎている等々わかりづらいアンバランスパターンもありま...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/22 01:00

ジワジワ

前回からの続き、廃業について。ここで倒産も含めた廃業までのスピードについて少し。 倒産というと何となく ・取引先からの入金が突然ストップしてもうにっちもさっちも… というような突然死のようなイメージが強いのではないかと思います。確かにそういうケースもあります…が。実体験からすると、そこまで突然に訪れる危機というのはそれほどないように思います。 大体事業が詰まってくるまでに早くて数ヶ月、時には数年間...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/21 01:00

廃業には強い理性と優れた感覚が必要

前回からの続き、廃業について。真っ当な廃業からそうでない廃業、倒産までいくつか振り返りました。倒産の理由も二つに分けて考えました。努力はしたけどね…というタイプと贅沢型です。くどいようですが、この二つのタイプはくっきり分かれるわけではありません。しかし結構な割合で、会社が苦境に陥っても私生活を改善できない社長さんがいらっしゃることは事実です。 真っ当に廃業できることは恵まれている、と少し前に書きま...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/20 01:00

お車、何台お持ちですか?

前回からの続き、廃業について。趣味の車は少し怖いかもなぁ…について。 弁護士さんからの依頼などで、倒産企業の決算書をいくつも読んでいます。決算書を読んで、その企業の問題点を教えて欲しい、ということです。読んで数十秒ですが、倒産の主要因が ・儲からなくなった型か・贅沢型か どちらなのかはなんとなく想像がつきます。もちろん、実際にはこの二つの要因が絡まって倒産に至ります。しかし、倒産に至るまでにおいて...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/19 01:00

車はね…色々と高いんですよ

前回からの続き、廃業について。社長さんの趣味で怖いものワーストワン、それは車です。 これまでゴルフで会社を潰した方にはまだお会いしていません。同じく釣りで会社をダメにした方も知りません。どちらも道具にこりだせばそれなりにお金がかかりますし、時間だって結構喰います…が、まぁ自省が効きやすいのでしょう。もちろん会員権だのクルーザーだのに凝りだしたら違うのでしょうが。 ただ、車で会社を潰した人は何人か知...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/18 01:00

ちょっと余談:社長さんの趣味

前回からの続き、廃業について。贅沢型の倒産が起こる予兆について紹介しました。少し余談で社長さんの趣味などについて少し。 趣味を持たれることは基本的に良いことだと思っています。仕事だけをやっているより他要素に取り組むことで思わぬ発想が出たりすることはままあります。実利的な面から考えても仕事以外の活動があるべきです。 …ただ、もちろん限度があります。趣味のために時間を費やしすぎている。趣味のための出費...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/17 01:00

社長貸付

前回からの続き、廃業について。社長贅沢型の倒産によくありがちなお話を紹介しています。現金残高に続いて怖いのが社長貸付です。つまり会社が社長に対してお金を貸し付けている状況です。 これが何を意味するのか?つまり社長が給与以上のレベルで私生活を送っていることを意味します。仮に役員報酬が50万円に設定されているとします。ところが社長の私生活を維持するには毎月60万円が必要です。だとすると、月々10万円ず...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/16 01:00

現金残高

前回からの続き、廃業について。社長贅沢型の倒産に至った企業でよく見受けられる特徴を簡単に二つ。 ◯現金残高が多いお金の流れで言うと ・預金からお金を引き出す・引き出したお金を使って私生活の何かを買う・私生活の何かなので領収書等々は経理処理されない・帳面上は手元に現金が残っているが、実際には使ってしまった・繰り返されて現金残高が多額になっていく この流れが長年に渡って蓄積することで、ものすごい額にな...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/15 01:00

倒産に至る道

前回からの続き、廃業について。私生活面と廃業の関わりについて紹介しました。自宅を買った等々、色々な事情がまっとうな廃業の道を閉ざします。いわゆる真っ当でない廃業を倒産というわけですが、ソコに至るには二つの道が考えられます。 ・商売をきちんとやったけど上手くいかなかったなにをもって「きちんと」と定義するには議論がありますが。そこは横に置いておいて、問題は次の道です。 ・社長が贅沢をした実はこっちが非...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/14 01:00

私生活と廃業は縁深い

前回からの続き、廃業について。稼働できる年齢を上げていくことの重要性を紹介しました。年齢だけでなく、事業主の私生活面は廃業と強く関係しています。 例えば年齢40歳の時点で35年ローンで自宅を買った。これがどんなことを意味するのか冷静に考えればすぐに分かります。相当に余裕をもって貯蓄を進め、繰り上げ返済がガンガンと進みでもしない限り75歳まで廃業はできない、ということです。 借金を理由に廃業できない...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/13 01:00

動ける年齢を上げることの重要性

前回からの続き、廃業について。金勘定が絡んで廃業しようにもできないケースを紹介しました。いくつかの話を混ぜつつこの先を進めます。 まず事業主がいつまで仕事を続けるのか、についてです。今現在行なっている仕事は何歳くらいまでできるものでしょうか?60歳、70歳、80歳、いつまで続けられますか? 製造や建築の場合、あまり高齢になると厳しいように思われます。では最近のITやウェブなら年をとっても大丈夫…と...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/12 01:00

辞めたくても辞められない

前回からの続き、廃業について。高齢化や後継者不在を理由に廃業できるならマシ、と紹介しました。ずばり、辞めたくても辞められないケースが山とあります。端的に言うと借金があるからです。 この借金は比較的広い意味があります。何かしらのツケと考えても良いかもしれません。銀行からの借入が残っている。仕入代金や人件費でツケがある。税金や社会保険で未納のものがある等々。 こういう借金が残っていると、もう辞めたいな...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/11 01:00

辞められるので辞める

前回からの続き、廃業について。後継者不在で高齢化が進んだことによる廃業を紹介しました。貴重な技術の多くがこの流れに沿って失われています。高度な産業用機械、航空機、果ては宇宙ロケットに至るまで、もっとも重要な部品は今もって手作業で作られています。その多くが日本の町工場で作られているというのは比較的知られた事実です。 ただ、個々の事業者において、このタイプの廃業はまだ幸せだと言えます。なぜなら高齢を理...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/10 01:00

年齢

前回からの続き、廃業について。廃業に至る理由について考えています。まず後継者の問題から。 多くの中小零細企業経営者が高齢化の波にさらされています。製造業や建設業が分かりやすいですが、高い水準の技術を持つ職人さんがいるのだが年齢的にはもうきつい。かといって会社の経営を任せられる人もいない。お子さん等がいらっしゃっても、継がれる気はない。仕事も少し細ってきた。 …じゃ、もう辞めるか。そんな流れです。実...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/09 01:00

廃業に至る理由

前回からの続き、廃業について。手続きを踏んで。予期せぬ倒産が。ひっそりと消えていって。廃業一つとっても色々とあります。 ただ、廃業に至る理由というのは割と画一的な理由です。大きく二つ。 ・後継者問題・大きな意味でのお金問題 この2つが絡まっているケースもよくあります。理由の面から廃業について少し考えてみます。(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/08 01:00

ひっそりと消えて行く会社

前回からの続き、廃業について。手続きを踏んだ廃業、予期せぬ倒産の話を紹介しました。時にはそこまで至らないケースもあります。ひっそりと会社が消えていくケースです。 事業を継続しているわけでもない。でも会社が法的になくなったわけでもない。そんな生きてもないのに法的に死んでもいない。そういうケースは中小零細企業において珍しくありません。 恋愛の自然消滅ではありませんが、雰囲気はそんな感じです。(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/07 01:00

倒産情報はなぜ出るのか?

前回からの続き、廃業について。廃業にも本来は手続きがあることをご紹介しました。しかし、実際にはそのようにならないことが多々あります。 ずばり、昨日紹介したような正しい手続きを取る時間もなく気がついたら廃業していた、というケースです。このような状態を俗に倒産といいます。 正式な手続きを踏んでいる、ということはある程度意識的に廃業をしていることを意味します。しかし俗に倒産と呼ばれるものは違います。廃業...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/06 01:00

本来必要な手続き

前回からの続き、廃業について。まず廃業する時に必要な手続きについて考えてみます。 個人事業者の場合は簡単です。何かの許認可が必要ならその組織への届出があること。あと税務署に対して廃業の届出を出すことくらいです。 法人の場合はもう少し複雑です。正確には解散や清算という段階を経るので、都度登記が必要なこと。公告と呼ばれるものを掲示して廃業しますよ、とお知らせをすること。諸々のタイミングで税務申告が必要...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/05 01:00

廃業のススメ

昨日まで融資について色々と書きました。上手に使えれば融資はとても便利な武器…なのですが、そうそう上手くはいかないのが世の常です。 今日から少しの間、廃業について考えてみます。できれば避けたい…ですがどうしても判断を迫られることもあります。そしてあらゆる事業活動において、廃業こそがもっとも理知的に判断をしなければならないのです。 まず廃業の実際について少し考えてみます。最初に押さえたいのは手続きのお...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/04 01:00

想像力

前回からの続き、融資について。資金繰り対策ばかりが先行してもしょうがない、という話でした。まぁ中には「お金余ってるから何か面白いことやろうぜ」みたいな世界もあるわけですが…一般的とは言い難いかと思います。 最後にまとめとして。要するに事業そのものに対する想像力かと思います。不動産投資などは融資を受けることが大前提となっています。それは融資を受けて不動産を購入し、そこから得られる家賃収入で融資返済と...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/03 01:00

資金繰り対策では全て解決させることは不可能

前回からの続き、融資について。融資の受け方ではなくて使い方に問題がある、という話を紹介しました。お金は稼ぎ方よりも使い方、という言葉を私はモットーにしていますが、融資についても合い通じるものがあります。 大企業の役職でCEOとCFOというものがあります。CEOが事業そのものの方針、CFOはそれを行うための資金管理をやります。両者がしっかりと噛みあう事で事業は好転します…がここには主従関係があります...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/02 01:00

・車買取業界の仕組み~その2~車買取専門店の昔と今

車は一般的に見たら家に次ぐ大きな買い物です。 もし、景気が悪くなり生活費を切りつめたいと行ったときに家を売却するのは簡単ではありません。 しかし、車は家を売るよりもずっと簡単に現金化できます。そう言う理由もあって不景気な時には売る方が増えてきます。 昔、オイルショックと言われた景気の悪化した時代も車は売る人が増えました。、 買取専門店にも沢山の入庫があったのです。 しかし、当時...(続きを読む

相澤 英宏
相澤 英宏
(経営コンサルタント)
公開日時:2012/10/01 23:26

思考停止しないこと

前回からの続き、融資について。融資において一番大切なのは借り方ではなく使い方です。 繰り返しになりますが、融資の本質は時間です。手元にお金を借りてくることで・時間を買う・時間を稼ぐこういった効果を期待しています。問題はその時間で成果を出すことです。そのために手元にきたお金を正しく使わなければなりません。 これ、すっごく当り前なのですが…会社が切羽詰まってくると、この当り前の思考ができない社長さんが...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/10/01 01:00

一番大切なのは借り方…ではない!

前回からの続き、融資について。融資を受ける目的や利率、返済期間について総論的に振り返ってきました。ここで融資について最も重要なことを考えてみます。 融資というと・如何に上手に借りるかということがメインの話題になりがちです。有利な利率で無理のない返済期間を設定して借りる。もちろんそれは本当に大切なことです。借り方を失敗して事業が行き詰ってしまうこともしばしばです。 ただし、それは途中経過でしかありま...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/30 01:00

時には利率より返済期間を重視すること

前回からの続き、融資について。返済期間について色々と考えてみました。 昨今、色々な制度融資が用意されています。融資を受ける方法についても比較できるチャンスがある場合、どこをポイントに選べば良いのでしょうか? 前述のとおり、よく利率を目安に選ばれる方が多いです。確かに一番わかり易い目安ですし、もちろん利率は低いほうが嬉しいです。ただし、もし自分がやろうとしていることがそれなりに時間のかかるものなら利...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/29 01:00

融資の目的により期間は異なる

前回からの続き、融資について。返済期間について説明しています。長短それぞれメリット・デメリットがあることに触れました。 特に昨今のような情勢ですと、返済期間をなるべく長く設定しておいた方が無難だよね…と考える方が多いようです。もちろんダラダラと返し続けるのも嫌なものですが、それ以上に期間を短くして成果をすぐに出さなければならないリスクを負うことを回避する方が懸命です。 ただし、そもそも融資の目的に...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/28 01:00

長いのと短いのはどっちが良いの?

前回からの続き、融資について。返済期間について取り上げています。ここでまず質問です。融資の返済期間は短いほうが良いでしょうか?長いほうが良いでしょうか? 正解は場合によりけりです。それぞれのメリット・デメリットをざっくり考えると ◯短い:一気に返していくので支払い利息は少なくて済む。しかしその分結果を早く出す必要がある。 ◯長い:ゆっくり返済していくので結果を出すまでのんびり。ただし残高が中々減ら...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/27 01:00

返済期間との関係

前回からの続き、融資について。セーフティーネット系の融資は時間稼ぎだという話を紹介しました。実は融資という仕組みそのものが時間との戦いを含んでいます。 創業でも設備投資でもセーフティーネットでも、融資というのは時間を買う、稼ぐためのツールです。そしてその時間は決して無制限ではありません。開業して数年間利益が出せないなら通常は潰れます。設備投資をしてコケれば事業は悪化します。セーフティーネットの融資...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/26 01:00

融資は時間稼ぎ

前回からの続き、融資について。セーフティーネット系の融資は本来利用すること自体が好ましいものではないということを紹介しました。それでも手元資金がどうしても不足する場合には当座のお金を借りてやり過ごすことも必要になります。 ただし、融資を受けてそれでハイ解決、では決してありません。そもそもお金がなぜ無くなったのかといえば、現在の事業を進める方法がなにかしらマズイからです。単にお金を借りてやり過ごせば...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/25 01:00

そもそもお金が不足すること自体がまずい

前回からの続き、融資について。セーフティーネット系の融資を活用することの危険度を考えています。そもそも、手元のお金が足りなくなっていること自体が不味いのです。つまり商売をしているのにお金が手元に残せていないわけです。 事業というのは(どこからスタートと考えるかは議論があるとして)・売上をあげて・そこから利益を計上して・利益から現預金を確保していく・確保した現預金を使って税金なり借金返済もする この...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/24 01:00

セーフティーネット系融資

前回からの続き、融資について。ここまで・起業や創業のとき・設備投資が必要なとき・大きな仕事を請けるためのつなぎ資金・融資を上手く使って利益率を上げようこんなテンションの融資を紹介してきました。 さて、今日のものは平たく言って後ろ向きです。簡単に言えば ・とりあえず手元のお金が尽きそうだから貸してもらう 最近ではセーフティーネットというような名称でよく呼ばれています。お金が無くなりそうだから貸しても...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/23 01:00

やや積極的なつなぎ資金

前回からの続き、融資について。攻撃的なつなぎ融資(融資の力ででかい仕事を一発ドン)を多用することはそれなりに危険が伴うことを確認しました。 そこまで攻撃的でなくても、有効に使えるケースはあります。例えば決済について融通を利かせる方法です。あなたが早く手元にお金が欲しいのと同様に、仕入先も早くお金にして手元に回収したいと考えています。そこであなたが融資なりで少し手元にお金を作っておき、仕入代金を約束...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/22 01:00

あまり頼りすぎて欲しくない融資

前回からの続き、融資について。つなぎ資金の活用について考えています。大きな仕事で支払いが先行するような時に使う方法です。上手く使えれば自己資金だけでは不可能な大きな仕事に着手することで、大きな利益と資金を獲得することができます。 …ただ、あまり多様はして欲しくないなぁ…というのが正直なところです。この手のお仕事で一番怖いのは、代金回収でトラブルを抱えるケースです。残念ながら、税理士という仕事をして...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/21 01:00

つなぎ資金

前回からの続き、融資について。設備投資についても自己資金を厚めに、融資を補助手段として。そんなイメージでいた方が大失敗には陥りにくいです。 今日ご紹介したいのはこれまでと少し毛色の違う融資です。いわゆるつなぎ資金と呼ばれるようなものです。大きな仕事があってどうしても支払いが先行してしまう。しかし先に支払いを済ませられるほど手元資金に余裕はない。でも完遂できれば利益が取れて良い仕事だ。そんなときにと...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/09/20 01:00

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