リフォーム・増改築全般 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (10ページ目)
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『積算資料』を読みこなす
「工事の金額って分かりにくい」とよく耳にします。私も20年近くこの業界をやってきましたが、それでも全く同感で、同じ心境です。ただし「分かりにくいものだ」ということへの免疫がついているので常にあまり驚くことがないのは経験値と言えます。反対に分かっているような顔をする人を信じ込んではいけないかもしれません。 工事の金額を不明朗にする要素は3つあります。相場と取引と労務です。特に修理やリフォームの場合...(続きを読む)
- 藤木 哲也
- (不動産コンサルタント)
家の修繕が大切 3)低成長時代の賢い生き方
日本の住宅へのリフォーム投資は少ないと言われ、GDP比で1%程度と欧州先進国の半分以下の水準です(グラフ参照)。国内でも住宅以外の分野と比較しても住宅への再投資(リフォーム)が少ないのが分かります。一方での新築への投資が他国と遜色がないのと対照的です。日本は先進国であり続けましたが、豊かさを実感できない部分もあり、特に住宅に関してはそうではないでしょうか。また、街並みも美しいと言えるところがとても...(続きを読む)
- 藤木 哲也
- (不動産コンサルタント)
家の修繕が大切 2)いつやるかの判断が重要
幸い、リフォームなどのタイミングは自分で決められるもので、お金がない時はちょっと我慢して先に延ばせば済むことです。問題は、雨が漏れてきたり、お湯が出ないといった緊急性が高い修繕が発生した場合で、これがお金に余裕がない時に起こると辛い状況となります。なので、不具合の兆候が見られてたら、比較的に貯蓄がある時に早めに手当てしておくのがいいでしょう。 たいていのリフォーム業者はまとめてあちこちのリフォー...(続きを読む)
- 藤木 哲也
- (不動産コンサルタント)
家の修繕が大切 1)住まいの資産価値を考える
資産価値を維持させるのに修繕は不可欠なものです。何ら修繕もせず、資産価値が落ちるままにしておくと、ある時点で建物の価値がゼロかマイナスになり、大きな損失を生みます。例えば、1000万で建てた家が雨漏れするようになり、その修理に100万かかるとします。100万を投じれば元に戻るわけなので、資産価値は900万(土地分を除いて)と計算できますが、実際は雨漏れする家にお金を払って住みたいという人はいないの...(続きを読む)
- 藤木 哲也
- (不動産コンサルタント)
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