おしどり贈与の申告方法 - 確定申告 - 専門家プロファイル

佐藤 昭一
NICECHOICE 佐藤税理士事務所 
東京都
税理士

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:税金

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

おしどり贈与の申告方法

- good

  1. マネー
  2. 税金
  3. 確定申告
平成24年 確定申告特集

平成24年の確定申告をそろそろ準備する時期となりました。

所得税の確定申告は平成25年2月18日から平成25年3月15日までになります。

還付申告については、2月18日以前でも提出することができます。

贈与税の確定申告は、平成25年2月1日から平成25年3月15日までになります。

確定申告は期限内に提出をしないと適用を受けられない特例もございます。

期限内に提出できるように今から早めにご準備下さい。

これから平成24年の確定申告に関する情報を少しずつ紹介していきます。

一定の書類の添付と納税額がなくても申告が必須です。

婚姻期間20年以上の夫婦が住宅取得資金か住宅の持分を贈与した場合には、2000万円まで贈与税が課税されませんという制度があります。

一般におしどり贈与と呼ばれています。

実際には、2000万円+基礎控除110万円を足して2110万円までは贈与税が課税されません。

この適用を受けるには、申告書に配偶者控除(おしどり贈与のことです)を受ける金額その他の事項を記載し、次の書類の添付が必要になります。

A.戸籍の謄本又は抄本及び戸籍の附票の写し(贈与を受けた日から10日を経過した日以後に作成されたもの)

B.贈与を受けた居住用不動産に関する登記事項証明書

C.住民票の写し(贈与を受けた居住用財産を居住の用に供した日以後に作成されたもの)

なお、贈与税が発生しない場合でもこの規定の適用を受ける場合には、申告をしなければなりません。

また、当たり前ですが、おしどり贈与と呼ばれているこの制度ですが、夫婦の関係(仲の良さ)はこの制度の適用上関係ありませんのでご心配なく。入籍してからの婚姻期間が20年以上あれば大丈夫ですし、おしどり贈与後、離婚をした場合でも大丈夫です。離婚をされる場合には、贈与を受けた方がその物件にしばらく住み続ける必要があります。

マイホームを贈与した場合には、贈与税が課税されない場合であっても、不動産取得税・登録免許税がかかってきますので注意して下さい。