- 和久井 海十
- セルフメディアエイジェント
- ITコンサルタント
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
ワクワクの和久井です。
今月は「ソーシャルメディア時代の危機管理」についてお話ししています。
もうお馴染みのSNSリスクの3大要因
1 一般従事者によるリスク
2 企業の施策によるリスク
3 ユーザーの声によるリスク
今日は2つ目、企業の施策によるリスクを見ていきましょう。
このリスクは会社が管理しているSNSのアカウントやHP、ブログが炎上することを指します。
昨日話題に上ったステルスマーケティングの問題もこれに含まれますね。
企業とは少し違いますが、私の郷里の北海道に「まんべくん」というイメージキャラクターがいます。いわゆる“ゆるキャラ”ですね。
2003年に長万部町開礎130年町制施行60年を祝って公募されたキャラクターなのですが、2010年からはTwitterを始めて、その独特のキャラで一躍人気者になりました。
どういう風に独特だったかというと、長万部のPRを目的に作られたキャラクターなのに、長万部に関するつぶやきは全くなし。しかも毒舌で、世の中のニュースや話題を切っていたのです。
2011年8月、まんべくんの発言が元で長万部町役場に批判が殺到することになります。
戦争に関する発言でしたが、ここで話したいのはその発言の内容よりも、その後の対応です。
慌てた長万部町役場はtwitterアカウントを運営していた制作会社にまんべくんの使用を禁止し、制作会社の一社員が勝手に自分の思想を語っていたのだと公表するに至りました。
制作を外部に委託するのはまったく問題ありません。
クオリティを保つためにはむしろ積極的に利用すべきでしょう。
しかし、いざ問題が起きたとき「他人が勝手にやったことです」と言う対応はいかにもまずい気がします。
結局、まんべくんはその後復活。Twitter上のまんべくんとキャラクターのまんべくんが別扱いになるなどの混乱を経て、Twitterで発言していたまんべくんは改名をしたようですが、あらためてSNSコンテンツの管理の難しさを感じさせる事件になりました。
私のやっているブログ執筆代行事業もこういった行き違いが起らないとは言えません。
だからこそ、ライターさんの取材力、表現力のクオリティコントロールには気を遣っていますし、SNSへの理解を深めてもらうサジェスチョンを常に行っています。
特性を理解しているからこそ有効活用ができる。
逆もまた真なりで、炎上をさせない、万が一してしまった場合の対処方法までしっかりと把握しているのがセルフメディアエージェントの強みでしょう。
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