マンション投資にサラリーマンは向かない？？【その4】

それにしても投資マンションを購入している人は多い。

それも、1戸ではなく、複数戸の所有。

いったい収支はどうなっているのか？

所有者の方はよく実態を把握していない。

当方へご相談されたお客さま。

複数戸のマンションを所有している。

全体の収支がどうなっているかなかなか把握していない。

そんなことで、ローンの残債や賃料など、

必要項目を一覧表にしてみるとよくわかる。

一覧にすることで、例えば、どの物件をはじめに売った方がいいか？

あるいは、賃料の見直しや賃貸借契約の内容改善など、

今後の対応策の方向性が見出せる。

複数戸を所有していると、全体像が非常に把握しにくい。

これは、売る側もごまかしがきく。

なんとなく儲かっているような錯覚さえある。

しかし、状況把握が遅れると事態は悪い方向へ行く可能性がある。

まず、入居がないから賃料を下げる。

次に、ローンの金利が上がりはじめる。

その後に賃料よりローン返済額が大幅に多くなり返済不能に…

中には競売になってしまう。

不動産の世界はなかなか理論だけではうまくいかない。

また、地域性も高く、その空気感を読む力が必要だろう。

投資マンションは場合によっては、売りどきを逃すと半永久的に債務超過になりかねない。

ところが、プロはその売りどきや買いどきを逃さずにいる。

それがプロたる所以。

一時の不労収入を得るはずだったサラリーマンの方は多い。

しかしながら、プロにはなりきれない。

莫大な損失や人生を狂わせる前に早く対処するべきだろう。

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