中古マンションの場合、所有者が居住中の状態で売り出されている物件が多く、見学の際に売主である所有者が立ち会うことが一般的です。
“一般個人の売主様に、あれこれと質問するのは気が引ける…”と感じる方も多くいらっしゃいますが、売主様が見学に立ち会っている際には、積極的に質問しましょう。
売主様も“見学者さんに質問をしてもらいたい”と考えている方が多いのです。
売主様への質問としては、
・ 上下左右の住戸等、近隣にお住まいの方のご家族構成等(個人情報に差し障りのない範囲内で)
・ 普段のお買い物はどこでしているのか
・ 近隣の学校等の評判
上記のような「実際に対象物件に住んでいる人でないと分からないこと」をヒアリングするのが良いでしょう。
成約に至るケースでは、売主様と買主様の好みやライフスタイルが似通っている場合が多くあります。同じ物件を選ぶ訳ですから当然と言えば当然かもしれません。
なお、売主様のマンション売却理由に関しては、事前に仲介業者を通してヒアリングしておくことをお勧めします。
マンション売却理由は人それぞれですが、お買い替え等の前向きな売却理由ばかりとは限らず、住宅ローンの延滞や離婚等の後ろ向きな売却理由の場合もあるためです。
見学の際に、売主様と良いコミュニケーションが取れていれば、有益な情報をヒアリングできるだけでなく、そのあと購入申し込みをした場合に価格交渉等でプラスに働く場合も多くあります。
売主様にとって思い入れのある住まいですから、出来れば自分と相性の良い人に住んでもらいたいと思うものです。
中古マンション見学時は“売主様に聞かなきゃ損”なのです。
株式会社リード
中石 輝
一律525,000円の仲介手数料「不動産売却エージェント」ホームページ
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