TVにおける ひな型的「家」の違和感(後) - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

志田 茂
志田茂建築設計事務所 代表
東京都
建築家
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TVにおける ひな型的「家」の違和感(後)

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これから家をつくる人へ 思いを実現する家づくりのたね


これこそが家庭だ・・とでもいうように、ありがちな『形』。 


実際に住宅の設計をしていて、多くのご夫婦やご家族を見ていて、そうゆう「形」は なくもないが、あてはまる事もない。

つまり、TVの番組内で見せる夫婦の姿というのは、仮想の形でしかないのではないか・・・。いや 「主人」と「主婦」という昔からの「よい家庭」という ひな型の「家」 というものを いまだに 幻想的 に見せているだけのような気がする。


今は共働きの夫婦も多く、また家の中の事全般において共にやっている事も多い。キッチン(料理)にいたっては、むしろ「夫」がこだわりの場だったりする。

その昔の家という建物は、その家(系)の権威を表すものだったり、その家のだんな(家長)の道楽だったり、つまり「男の城」的なものだったが、今はといえば、どちらかというと「妻」のこだわりや趣向が大きい。さらには、共通の趣味や趣向を実現するための空間として、家づくりに同等に関わるようになっている。

家事全般は「妻」で、それに関わる家の部分は「妻」が好きに考え、風呂やリビングなど「快楽的」な部分は「夫」が決めるという状況・・・つまり、外形に対する男性の興味、(生活という面で)内部に対する女性の興味 という傾向はあるけれど、もはやそう簡単に分けられものではない。「夫」に任せつつ「妻」のチェックは入っている(・・・・?)。もちろん、「それは君の(あなたの)好きにすればいいよ」 という駆け引き(?)の部分はあるけれど。

まあとにかく ひな型の家 というのは、ありそうで、無いのだ。住宅には ひな型 なんて存在し得ない。どちらかが いつも何かを我慢していたり不満を感じている事なく、それぞれがともに「心地よい」場であればいい。

多少の我慢は・・・ 夫婦円満のためには必要だろうけれど。。

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その昔・・・ 『 私作るひと ぼく食べるひと 』 なんていうTVCMがあったなぁ~


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