リスク選考を間違わない事(人は自分の性格を簡単には変えれない) - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

真鍋 貴臣
香洋ファイナンシャル・プランニング事務所 代表者
香川県
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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リスク選考を間違わない事(人は自分の性格を簡単には変えれない)

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ミクロ経済学には「リスク愛好的」とか「リスク回避的」といった言葉が出てきます。

ここでいう「リスク」とは不確実性のことを指します(けして「危険」ではありません)

この「リスク」に対するスタンスを説明する場合、以下のようなケースが引き合いに出されます。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

100円のくじ引きがある。

このくじ引きは、50%の確率ではずれ(返金なし)、50%の確率であたり(200円)となる。

リスク愛好的な場合は「くじを買う」

リスク回避的な場合は「くじを買わない」

となる。

ちなみに、期待値を考えた場合

(0円×50%)+(200円×50%)=100円

となるので、リスク中立的なら「どっちでもいっしょ」となる。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

さて、ここで自分自身を考えた場合、私は確実に「リスク回避的」な人間です。

あえてこのくじ引きをしないといけないのであれば、確立を上げる努力をするか、もしくは小さい金額でやろうとします。

会社経営で考えても、不確実性の高い仕入や、回収までに時間のかかる設備投資についてはまずやりません。

あるいは非常に慎重だと思います。

これは自分の投資方針などにも現れていて、自分でやっているものは債券か指標連動型の長期積立投資、あるいは元本確定型の商品ばかりです。

逆に、リスク愛好型の投資(FXや個別株式、ブルベア型の投資信託)などは、「今が買いだ!」と思っても手を出しません。


さて、将来の資産形成を考える上で、実はこの「リスク」についての考え方は非常に大きなウェイトを占めています。

というのも、「リスク愛好的なひとはリスクを取りたがる」「リスク回避的なひとはリスクを避けたがる」という性質は改善できるものではなく、それぞれの性格に合った方法で取り組まないと、「自分のやっている方法が続かない」という悲劇を生んでしまうからです。

リスクを取る運用には「くじけずやり続ける」ハートの強さが必要だと思いますし、リスクを避ける運用には「耐え続ける」我慢強さが必要だと思います。

しかし、往々にしてそれぞれに求められる性格は真逆の場合が多いのです。

資産運用相談の際には、かならずご自身が「リスク愛好的」か「リスク回避的」かを見極めてからお越しください。
(あるいはFPと一緒に診断してみてください)

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