- 岩川 昌樹
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
- 千葉県
- ファイナンシャルプランナー
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対象:お金と資産の運用
ここで、世界のプロが運用方針を変えたというニュースをご紹介します。
米国公的年金です
米国最大のカリフォルニア州職員年金基金(カルパース)をはじめ、イリノイ州職員年金基金、オクラホマ州消防士年金、ペンシルベニア州職員年金基金は、金や原油など国際商品への資産配分を拡大しているという。
今後、世界の公的年金もカルパースの動きに追随すると思われる。
カルパースの投資委員会は
「年金受給者の資産をインフレの進行から守る責任がある」と判断しインフレを5%上回る資産運用成果を目指している。
カルパースは平均的に10%以上の安定した運用実績を持ち、その投資プロセスは世界の運用機関から注目されています。
(この数年はBRICsでも注目される中国やロシアにも一定の基準以下のため投資地域に選定されていなかったと聞き、徹底した投資判断はとても参考になりますが、やはり「絶対はない」ことを誰よりも深く理解している様な気がします。)
と言うことで、そのカルパースが国際商品にシフトするという情報から「商品ファンド」をすぐに取り込む事がベストと申し上げる訳ではありません。
注目したいのは・・
「その運用方針(資産配分)の変更」とその「やり方」です。
ちなみに、カルパースは60%の株式資産を2年、3年かけて56%に下げ、その分で原油や金、不動産の比率を今までよりも高めていくそうです。
わずか4%の配分変更です。しかも3年かけて行われます。
金額も大きく、個人の資産形成とは異なりますが、資産配分を4%変更するだけでもニュースになるということです。
それだけ、運用方針の変更は重要で、あっち、こっちと変更するものでは無いということです。
繰り返しになりますが、運用方針や考えがブレない様に、こんな時だからこそ冷静に判断するべきなのです。
このコラムの執筆専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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