- 山本 憲宏
- 山本公認会計士事務所 所長
- 滋賀県
- 公認会計士
対象:会計・経理
SWOT分析は、内部資源における強みと弱み、外部環境における機会と脅威に視点を整理し、経営戦略の方向性を確認する方法です。
SWOT分析の概略については、前日のブログ「現状を把握しよう」を参考にしてください。
自社のSWOT分析を行うに当たっては、SWOT分析シートを作成し作業を進めていくことになります。
大きくは経営「外部環境」の変化と経営「内部資源」の確認の2つにおいて、前者では機会・チャンスと脅威・ピンチについて、後者では強み・自信・自慢と弱み・不安・心配を拾い上げていくことになります。
経営「外部環境」の変化においては、環境要因として主に業界の動向・得意先の変化・仕入れ先の変化・同業他社の動き・法律の改正等の視点から機会・チャンスと脅威・ピンチを拾い上げていくことになります。
経営「内部資源」の確認においては、コア・コンピタンス、ヒト、財務、情報という会社の経営資源に関してそれぞれの強み・弱み、特徴をSWOT分析シートにまとめ上げていくことになります。
「コア・コンピタンス」としては、会社の事業の核となる、商品力、技術力、生産力、営業力についてそれぞれの強み・弱みを把握していくことになります。
「ヒト」としては、経営者、管理者、社員及び組織風土について評価していくことになります。
「財務」については資金調達力、キャッシュフロー、資金残高等について把握していくことになります。
このSWOT分析シートによる「外部環境の変化」と「経営内部資源」をクロスさせること、強みを活用することで戦略の方向性を抽出することが出来るようになります。
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