- 土面 歩史
- fp-hijitsura 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP認定者
- 三重県
- ファイナンシャルプランナー
対象:生命保険・医療保険
生命保険会社が万が一破綻した場合、保有している契約は「生命保険契約者保護機構」という第三者機関の管理下に移ります。この場合の保障がどうなるかが重要なのですが、破綻した保険会社がそれまで積み立てていたお金の90%までが保障されます、これを「責任準備金」といいます。これは保険料を指すものではないですし、保険金のことでもありません。
・・・でこの「責任準備金」をどの程度積立てているのかなのですが、保険会社により結構差があるようです。「どの程度積立てているのか」という視点でみたりすると、保険会社の顧客への姿勢が分かってきたりしておもしろいと思います。
例えば、毎年契約者から受取る「保険料」から「責任準備金」にどのくらい振り分けられているか、というのを調べてみると、50%程度(保険料の半分)を積み立てている保険会社は3社程度しかありません(ちなみに国内で事業している生命保険会社は40社程度あるのですが)。
保険料の高い安いだけではなく、こういう視点でみてみるのも良いのではないでしょうか?
このコラムに類似したコラム
生命保険会社への苦情の具体例 前野 稔 - ファイナンシャルプランナー(2012/05/26 15:00)
生命保険の失効と復活 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2012/02/18 12:00)
契約者貸付制度とは? 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2011/03/23 17:00)
地震による免責条項は不適用 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2011/03/21 18:00)
生命保険信託 森 久美子 - ファイナンシャルプランナー(2011/03/08 21:30)