サムライたちスペインへ渡る - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

豊田 圭一
株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役
東京都
研修講師

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対象:人材育成

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サムライたちスペインへ渡る

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新年明けましておめでとうございます
いよいよ2013年が始まりました

僕にとって2012年はいろいろチャレンジをした1年でしたが、今年はその土台の上に更に加速をしなければと思っているところです

ちなみに、今年は伊達政宗が慶長遣欧使節をスペインに送ってから400年

今から400年前の1613年、まだ戦国時代が終わって間もない徳川政権が始まった直後に、伊達政宗は巨大な木造帆船を造り、100人以上のサムライや商人をスペインに派遣しました。目的は通商交渉で、リーダーは支倉常長です。

今日、NHKで「サムライたちスペインへ渡る」という番組があって、当時の背景やスペインでの活動などを知ることができましたが、今なら飛行機で10数時間で行けてしまうスペインに、当時1年も掛けて帆船で行くだなんて、まさに命がけの冒険です。おそらく、出航のときは、もう二度と日本に帰ってこれないかもしれないという覚悟で旅立ったんだろうなぁ



ちなみに、当時、彼らが滞在をしていたセビリア近くの街、コリア・デル・リオにはハポン(日本)という姓を持つスペイン人が650人もいるんだそうです。結局、彼らはスペインとの通商交渉に失敗して国外退去を命じられてしまうのですが、帰国をする際に10人がこの地に残ったそうで、その末裔と言われているとか、、、

400年前のサムライの子孫がスペインにいるだなんて、なかなかロマンです

ちなみに、当時のスペインはセビリアに国王がいたのですが、支倉常長が国王に謁見したアルカサル(宮殿)の部屋が今でも残っているとは、さすがヨーロッパは石の文化ですね。

僕がセビリアを訪れたのは大学3年生の夏休みなので、もう22年も前のことになりますが、セビリアの夏はめちゃくちゃ日射しがきつくて暑かった記憶があります。

世界遺産アルカサル、また行きたいなぁ



関係ないですが、アルカサルと言えば、14世紀にスペインを統一しようと思ったドン・ペドロ(残酷王ペドロ1世)の生涯を描いたマンガ「アルカサル王城」が好きです

君主論のモデルになったチェーザレ・ボルジアがイタリアを統一しようと思ったのが15世紀末ですから、そこから遡ること150年前のスペインの話です。

支倉常長一行がセビリアに行ったのは、ドン・ペドロの時代から250年が経った頃なんですね。そして、今はそこから更に400年が経っていますから、ドン・ペドロが建てたアルカサルは650年も昔のものなのか。。。



それにしても、400年も前に木造の帆船で太平洋を渡って、当時スペイン領だったメキシコに行き、そこからさらにスペインまで行って国王と通商交渉し、その交渉が難航したら今度はローマ法王にまでその交渉の後押しを依頼に行ったなんて、本当に凄い

あれから400年経って、今や、飛行機を使えば、世界なんてあっという間に裏側にだって行けるし、世界一周だって簡単にできるんだから、みんなもっとどんどん出て行かないとダメだよなーーー

ということで、2013年は僕ももっともっと外に出て行きますよ


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