サーバント・リーダーシップ(6) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

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閲覧数順 2016年12月05日更新

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サーバント・リーダーシップ(6)

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リーダーシップって? サーバント・リーダーシップ

癒し(Healing)



サーバント・リーダーシップ「10の属性」では
第三番目に癒し(Healing)があげられています。

サーバント・リーダーシップを提唱した
グリーンリーフ氏は、米国の通信会社AT&Tを
早期退職し、コンサルタントへと身を転じ、
新たなリーダーシップ論についての思索を深めようと
していた65歳の時に、
小説家ヘルマン・ヘッセの『東方巡礼』
という作品を読み、影響されます。

『東方巡礼』は、ある秘密結社の話です。
結社のメンバーは巡礼の旅をします。
この時、レーオという「召使い」が同行します。
レーオは突然、姿を消してしまいます。
その後、主人公はレーオと再会を果たしますが、
実はレーオこそが、秘密結社のリーダーだったのです。

作品中、レーオについてこんな記述があります。

「この目立たぬ男は、どこかひどく感じのよいところ、
 押しつけがましくなく人の心を引きつけるところを
 持っていたので、私たちはみな彼を愛していた。
 彼は陽気に仕事をし、たいていひとりで歌や口笛を
 くちずさんでいた。 
 必要な時だけしか姿を見せない、理想的な召使いだった」

レーオは召使いでありながら、
旅を続けるメンバーの皆にとってなくてはならない存在でした。
そばによりそい、かといって何かを声高に唱えるのでもなく
質問されれば答え、旅の疲れや不安をやわらげる
「癒し」を提供していました。

「癒し」という言葉自体が、今の日本においては
少し食傷気味の言葉ですので、軽々しく、
またはリーダーシップ論に「ふさわしくない」
と感じるかもしれません。

ただ、人間関係がとかくギスギスしやすい職場において
「イジメ」「パワハラ」「長時間労働」など
様々な問題が山積みになっている現在、
働く人々を「癒す」という視点を持ったリーダーがいることは
むしろ時代の要請なのではないかと思います。

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