- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
1年の節目を前半後半に分けて
6月30日と12月31日に「祓え」の行事があります
6月の晦日は「夏越しの祓え」
12月の大晦日には「大祓」です
今日はその「極月」(12月の異称)「大晦日」です
そして 明日は「元日」です
「元旦」は元日の朝のことです
「歳神様」をお迎えする日です
日本には「五節句」といって
季節の分かれ目の節目に
神様にお供えをして災いを祓う習慣があります
奇数の数字を「陽の数」とする考えは
諸説ありますが
二つに割り切れないということからも
縁起をかついだものと考えられます
その「陽の数」を重ねた日を「節句」としています
1・3・5・7・9と五回の節句があります
1月7日 人日
3月3日 上巳
5月5日 端午
7月7日 七夕
9月9日 重陽
1月だけが同じ数字でないことに気づかれたと思います
1月1日は歳神様をお迎えする日
7日目に漸く 松飾りを外し
初めての節句を迎えます
私の講座の受講生のみなさまも
圧倒的にご存じないのがこの「人日」です
この日は「七草がゆ」をいただくことだけはご存知の方も
「人日」という節句の供え物と思いながら召し上がるとよいですね
春の七草は
食べ物のない冬から春への自然の贈り物
すべて食せる物ばかりです
ちなみに秋の七草はと言えば
実りの秋にふさわしく
食する物ではなく
目で堪能する草花なのですね
四季折々の節目
自然の恵み
「自然への畏敬の念」を忘れないこと
そんなことを想いながら
節句を迎えられると
心豊かに過ごすことが出来るのではないでしょうか
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ
これぞ七草
みなさま 行事の意味を知って
佳き新年をお迎え下さいませ
2013年 癸巳 元日
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