日曜日を除く、ほぼ毎日コラムを書き続けて一年が過ぎました。
限られたテーマの中で、一定の時間内に書き上げるため、内容が薄くなり、誤字脱字も読み返せば一杯ありました。これは、来年の反省課題として来年も一層の努力を重ねてまいります。
コラムを書き始めるに当たり、人に何を伝えたいかではなく、人が何を知りたがっているかを考えて書きなさいとアドバイスを受けました。私なりにそのことを念頭に置きながら掲載したお蔭か、大きな季節変動はあるものの、前年度比で考えますと確実に読者層が増え、ご支持を頂いている様に感じます。
仕事も同様に、自分の表現したいものを押し付けるのではなく、どの様な家を建てたいのか聞く処から始めて、カタチにしていく方法を取り始めてから、確実にリクエストが増えています。
専門家は自分の仕事にプライドがありますので、自分の土俵で自分の相撲を取りたがります。しかし専門家であるからこそ、相手の土俵の上で、相手の組み手に合わせながら相撲を取る努力が必要と考えます。
皆様にとりまして、来年が良い年でありますよう、お祈り申し上げます。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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このコラムに関連するサービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
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- 無料
経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。
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