あなたはプレゼンテーションが上手くなりたいですか?
プレゼンテーションを行う「環境」は、意識と無意識の両方で相手に影響を及ぼします。
最悪の環境で好意的に相手の話を聞くことができるでしょうか?
話を聞くことよりも、先に環境に対して多くのストレスを感じてしまいます。
相手のストレスを出来るだけ少なくすることは、好意的な前提条件に繋がっています。
良い前提要件と悪い前提条件では、結果にも違い現れます。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚と多くの五感に関わっている環境はとても重要なポイントです。
今回は「環境・聴覚編」をご紹介します。
聴覚を意識して、環境を整えるとはどういうことだろうか?
と、不思議に思っている方もいらっしゃいますよね。それは、優位な感覚は人それぞれ違うからなのです。
聴覚優位の方は、目で見るよりも、耳で聞くことを好みます。そして、耳から多くの情報を得るために、耳がとても敏感であるともいえます。
相手に心地いいと感じてもらい、前提条件を優位にするためには、音に関する環境への心遣いが効果的です。
例えば、
・会場や会議室に合わせた声の大きさか?
・マイクを使うのであれば、音量は大きすぎず小さすぎずか?
・座るとギシギシ音がする椅子はないか?
・扉の開け閉めに不快な音がしないか?
・道路に面している窓側は車の走行音で集中できない可能性があります。窓側を避けているか?
・オフィス内の個室でない会議室を使用するときは、社員の私語や電話のコール音が聞こえないような工夫をしているか?
・工事などの騒音が考えられる場合は、時間帯を変えたり、騒音が聞こえない場所に変更しているか?
・カジュアルな場面では、BGMで和やかな雰囲気を演出することもできます。ビジネスの交渉の場面ではBGMは不適切です。
など
目を閉じると耳が優位になります。
事前にプレゼンテーションを行う会場で、目を閉じて何が聞こえるか確認することをお勧めします。
相手の話を黙って聞くことにストレスを感じる方もいます。
出来るだけストレスを減らす工夫があなたの小さな心遣いです。
好意的な前提条件でプレゼンテーションを成功に近づけましょう。
・あなたは目を閉じると何が気になりますか?
このコラムの執筆専門家
- 吉武 利恵
- (東京都 / 人の印象の専門家)
- リリア株式会社 代表取締役
人と人のコミュニケーションに欠かせない印象マネジメント
イメージコンサルティング、コーチング、カウンセリング、の技術を習得後、自身のブランディングの効果を元に、人の印象の専門家として、人のポテンシャルを最大化させる「印象マネジメント」を体系化し、企業向け、個人向けサービスとして現在展開中。
「プレゼンテーション」のコラム
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プレゼンテーション 98 ~コントラストを付たシナリオ作り~(2013/07/22 11:07)
プレゼンテーション 97 ~場面転換を取り入れる~(2013/07/15 11:07)
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