- 松山 陽子
- 株式会社 生活設計FPワーク 代表取締役
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
対象:年金・社会保険
厚生労働省の調査によると、第1子出産後も仕事を続ける母親が4割を超えるそうです(日本経済新聞の記事より)。
「育休制度の対象がパートや派遣社員の一部に拡大したことや短時間勤務制度が企業に浸透したことが要因」と分析していますが、と言っても、妊娠や出産を機に仕事を辞める女性が過半数を占めているということです。
先日の研修で、出産前に退職するのは、非常にもったいないという話をしました。
出産前42日、出産後56日は、健康保険から、およそ給料の2/3の出産手当金が受け取れます。産休明けから子が1歳になるまで(308日)は、雇用保険から、およそ給料の1/2が育児休業給付金として支給されます。そして、育児休業給付金の間は、社会保険料が免除されるという優遇があります。
退職してしまうと、これらが受け取れません。落ち着いたら復職しようと思っている人は、絶対に退職しないでくださいね。
研修に来られた女性たちは、みんな「結婚、出産後も仕事を続けたい」と言っていました。安心して、こどもを託すことができるよう、保育所の充実も図ってほしいですね。
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