35歳の女性：別所諒

From　渋谷カフェ：別所諒

画像を見た人の何人かは、「ぬあにぃ～！！！！人生これからでしょ！！！」

と思ったのではないだろうか。

一応、事務所があるけど行かない僕はお客さん訪問の合間にカフェで仕事をしている。で、画像のセリフは、昨日隣に座っていた女性二人の会話。

（盗み聞きではない、イヤホンをしていても聞こえたのだ）

ひとりは結婚しているか彼氏がいて、セリフの女性はシングルのようで、「誰かと話をしないと、私しゃべれなくなりそう・・。」という話のくだりで、僕の脳には「東京さば～く・・」というメロディが流れたので、音のボリュームを上げた。

ここからは好奇心で、どんな人なんだろうと顔をチラ見してしまったのだが、きれいな人で、年齢より若く見える。

少し前の僕なら、「人生これからだよ」「夢を持とうよ」なんて見ず知らずの人に話（説教？）なんてことをしていたかもしれないが、そういうタイプはコンサルやカウンセラーに向いていないと気づいたので、そんなことはしない。

35歳でやりたいことができるかできないかは、人によって違うわけで、その人ができないと考えているのだからそれが正解である。

お見合い会員の登録でも35歳を超えると、途端にオファーがなくなり、「データベースから漏れているんじゃないか？」と問い合わせた人もいるのだから、彼女の話も不思議なことではない。

一方で日本舞踊をやっている人が、80歳を超えて「体が動かなくなったので、これからはプロデューサーになるわ」なんてこともあるわけで、考え方などはそれぞれでいい。

こんな話をすると冷たいように聞こえるかもしれないが、35歳でやりたいことができないと思っても、40歳で「人生これからね！」と気づくかもしれないということを僕は知っている。

幸いにして、人間は年を重ねた後の楽しみ方を多く発見しているし、その方法を教えてくれる人も多くなっている。

行動なんてものは気づいた時にやればいいわけで、他人を変えようなんて考える必要はない。

要は、人が変わりたいと思った時に、そこにいるかどうかが大切なわけで、相談されるような自分であることが重要。

ということで、自分のことを考えようと思ったという話でした。

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