27.彼を知りて己を知れば百戦危うからず(2) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月02日更新

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27.彼を知りて己を知れば百戦危うからず(2)

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情報過多にご注意を!(2)



携帯電話の子は、折角たくさんの情報をもらったのに
最後は、むくれてしまいました。

「孫子」の兵法書には、
こんな有名な言葉がありましたね。

「彼を知りて、己を知れば、百戦危うからず」

ケイタイの子は、敵のことを知ろうとしました。
それはそれで素晴らしい戦略でした。
実際にたくさんの情報をもらい、
敵のことをずいぶんと知ったようでした。

ただ、この格言には、

「己を知る」

という言葉がちゃんとくっついているのですね。

孫子の教えを聞くと
情報戦における敵状視察的な意味を想像し、
どれだけ、敵を知るかに腐心してしまいがちです。

ですが、それだけでは不十分なわけです。

孫子は、ちゃんと情報を得るにあたっての、
自分というものを、
その兵力(能力)をよく知っておきなさないよ!
それも大事ですよ!

そう言っているのです。

この二つが噛み合ってこそ、
「百戦危うからず」なのです。

ケイタイの子が、陥ってしまった罠は、そこです。

この子にとってテストの事前情報は多すぎました。
「情報過多」の状態でした。
よって消化不良を起こしてしまったようです。

インターネットが普及し、その情報収集力たるや、
10年前とは、比べものになりません。

判断を下すにあたって、情報がないのは、困りますが、
情報が多過ぎるのも困りものです。
かえって混乱を招きます。

情報が少ない時のほうが、むしろ色々と工夫を凝らし、
知恵を働かせ、直感を頼りに、
集中できるのかもしれません。

「己を知ること」

忘れないようにしたいものです。


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