地盤の状態を探る方法として、住宅程度の軽い建物が対象の場合、建設地でサウンディング試験を行うのが最も確実な方法です。費用も5万円程度でハウスメーカーに相談すれば無料でしてくれる処もあります。(但し営業攻勢に晒されます)
もっと大雑把で良ければ、地名を見ると凡そ良いか悪いか判ります。池・洲・川・沢・江・深・島等々水と縁のある地名の場所は地盤に注意が必要です。もっと科学的に簡単に見分ける方法もあります。
独立行政法人「防災科学技術研究所」がネット上で提供している(J-shisハザードステーション)を利用する方法です。http://www.j-shis.bosai.go.jp/usage
タグに表層地盤と云うのがありますので、そこをクリックすると地震の波形毎の解析が判る様になっています。活断層帯も明示されており、その活断層が動いた場合の影響予想も見る事が出来ます。地価等に影響が出ますので具体的良いとか悪いとかの表現は避けられていますので、ちょっと見ただけでは良い地盤なのか悪い地盤なのか判りません。
私の経験から判断しますと、色が赤いほど軟弱な地盤で、青に近づくほど硬い地盤であると云う印象を受けます。
解説も詳細に出ていますので、良く読まれると面白い事が判ると思います。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
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経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。
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