住宅デザインの流行。

住宅における流行・・２

住宅には性能だけではなくデザインの流行という物もあります。

むしろ、これの方がはっきりと「はやり」とい言えるのかもしれません。

北欧の輸入住宅が流行ればどこの団地もそれ風の家ばかりになります。

アメリカン住宅が流行れば建て売り住宅といえばアメリカン！

同じ家がずらっと並びます。

モダン住宅が流行れば住宅展示場にはそれっぽいモデルハウスばかりが建ち並ぶ。

今はさしずめネオジャパネスクブーム。

ちょっとおしゃれな家といえばみんな微妙な和風？

全体とは言わないまでも、このあたりが和風でそのあたりがジャパネスク？

おっもしれ～！

こういった住宅のデザインの流行は間違いなく住宅メーカーが作る物です。

住宅メーカーは同じデザインの家ばかりを工場で生産しますから、必然的にそこの企画したデザインがそのメーカーの家に全て適用されて同じデザインが町にあふれます。

当然いくつかあるデザインパターンの中から最も人気がある物を全面に出して来ますのでそれが流行になるわけです。

それが売れると建て売り屋さんや一般メーカーがみなみな右へ習えで同じになる。

もちろん、デザインですから何にでも流行というのはあります。

そもそも、住宅に限らない建築全体にも流行はあります。

昔、ミースファンデルローエなどの大建築家達がガラス張りのビルを作り出してからはモダニズムなどと呼ばれる建築手法が世界中を駆けめぐり・・

世界中にガラス張りのビルがあふれました。

その後にはポストモダンブームなる物が巻き起こりまたまた世界中にピラミッドだの凱旋門だのに似た建物が建ちまくりました。

世界的な建築家達からその辺の設計屋さんまでがその新しい建築デザイン手法に驚喜してまねしてきたわけです。

ファッションに毎年流行があるように住宅にも建築にも流行があるということです。

ただ、ファッションなどと住宅などの建築デザインとはその流行がちょっと違う。

何が違うのか？

それは住宅デザインは「流行遅れ」が避けられない・・

という所です。

Atelier繁建築設計事務所ＨＰ

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よもやま建築日記～家づくりの現場から～

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