入試の合格最低点は低い - 各種の子供の教育・受験 - 専門家プロファイル

後藤 高浩
株式会社ジー・エス 代表取締役
東京都
塾講師

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対象:子供の教育・受験

閲覧数順 2016年12月04日更新

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入試の合格最低点は低い

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教育 受験情報

受験勉強では完璧を求める必要はないのです。なぜならば、合格最低点(ボーダー)が低いからです。都立中については、通信簿がオール3(3段階です)に近い前提で言えば、ほとんどの学校で半分ちょっと(55点くらい)取れば合格です。中には、40点で十分という学校もあります。私が直接担当した生徒で、今まで一番低い点数で合格した生徒は200点満点中72点です。(都立中は、当日取った点数が発表になるのです!) このボーダーだと、1科目だけでも飛び抜けて取れれば、もう1科目は0点に近くても合格できてしまいます。特に作文で高得点を取って、適性(特に理系)はほとんどできなかったけどぎりぎり合格できた… というケースが多いですね。
私立中の方は、さすがにそこまでボーダーが低い学校はあまりないですが、一昔前に較べると下がってきている中学校が多いです。以前は70点平均の勝負になっていた中学校も多かった記憶がありますが、最近は都立中同様、60点取れば十分、だいたい55点前後で合否が分かれる中学校が多いです。補欠繰り上げまで考えると、やはり半分取れば何とか…いう言われ方をします。都立も私立も問題が難しいので、その半分を取らせるのが結構大変なのですが…
この、ボーダーが低いということは、対策を立てる上でとても重要な点です。満点近くが必要な、学校の定期テストや運転免許等の資格試験とは、根本的に勉強の仕方が違ってくるのです。

学校の定期テストや、都立高校の(自校作成ではない)共通問題、多くの人が取得する運転免許のような資格試験は、「浅く広く」という勉強が必要です。高得点の勝負になるため、穴を作ることが許されません。1つの単元(分野)が全然分からないというところがあると、それだけで命取りになってしまいます。1つのミスが合否を分けてしまう場合も多いです。ミスなく、手堅く解いていくことが要求されるわけです。
一方、中学入試の問題や、都立高校の自校作成問題、私立難関高の問題は、「広く深く」という勉強が必要になります。穴を作ってしまうとダメなのは一緒ですが、上辺の知識だけではとても歯が立ちません。その証拠に、毎年小6や中3で単元学習がすべて完了した時点で、初めて志望校の入試問題をやらせると、かなり優秀な生徒でもほとんど点数を取れません。一番ギャップが大きいのは算数・数学だと思いますが、それこそ1桁の点数を取ってしまうような生徒もいます。最終的にはその学校に合格するような生徒でもです。それほど、入試問題は難度が高く、かなりの練習を積んでいかないと太刀打ちできないのです。

同じ学力であっても、点数の取り方の上手い下手でかなり差がつくのが入試です。合格最低点が低い戦いだからこそ、入試が目前に迫った小6・中3の生徒も、まだここからの取り組み次第でチャンスは十分あります。最後まで諦めないで、頑張って欲しいと思います。

 

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