- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
From 府中カフェ:別所諒
経済の対局は心とでも言えそうなくらい、ビジネスと同じくらい「メンタル」に関心がある人は多い。
で、メンタルを学べば「囚われない」のが最良とされるので、性格のいい人が多くなるのは結構なことだと思うが、少し間違った教えを受けている人は痛々しい。
間違いとは、「囚われない=外部からの影響に左右されない」ということで、批判に対しても寛容(学びとか)であれというような話である。
批判をされたら怒るのは当然で、それを我慢することは返ってメンタルにダメージを与える。
前に「メンタル」の偉い先生に「先生の言うことは間違っていると思います。」と言ったことがある。するとその人は「教えてくれてありがとう」と言いながら青すじが立っていた。
何ともひどいことをするなと自分でも思うが(でも、本当に違うと思った)、これこそ健全な姿だと思う。
囚われないと思うこと自体がメンタルの教えに囚われているのではないか。
では、囚われないとはどういうことか?
結論を言えば、「何も考えていない」状態のことで、だから「バカと天才は紙一重」と言われる。メンタルを学んだ人は学んでいない人を分析しがちで、それは相手よりも自分が上位概念であるとの認識があるからだろうが、実際は何にも考えずに幸せな人の方が上位なのではないかと思う。もちろん、何も考えない人は上位も下位も考えはしないけど(笑)
しかし、いったん学んでしまったことは忘れることができないし、「囚われないとは???」と考えさせるもの申し訳ないので、「囚われない」方法を伝授。
囚われない方法とは?
別の可能性(あるいは解釈)を考えるということである。
例えば、Aだと信じていることがあればBの可能性を見出した段階でAの状態よりも抽象度が上がっている。さらに、C、D、E、Fと可能性を見出すたびに抽象度はどんどん上がる。これが囚われないということだと僕は考えている。
ただし注意が必要で抽象度が上がっていくと最終的には解釈が多すぎて「よくわからん」となり、ついには「どうでもいい」となる。これが「空」と呼ばれる状態ではないかと思うし、行きつく先はやっぱり「何も考えていない」である(笑)
しかし、たいていの人間は「何も考えていない」状態では生きられないので、また考え始めてAに戻る。
こうしてぐるぐる回っている状態を「成長」と呼ぶので、無理に囚われないと考えてやせ我慢をする必要はないと思うのだが、いかがだろうか?
本日も、ありがとうございました。
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