- 山本 俊成
- 株式会社ファイナンシャル・マネジメント
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:保険設計・保険見直し
火災保険が基本的に建物に関するリスクをカバーするのに対し、家財保険は家具、電化製品、衣類等その''建物の中にあるもののリスクをカバー''します。
「ウチは高いものはほとんどないですから」
と言われる方も多いのですが、家具や電化製品だけでなくソファーや絨毯、靴下1枚まで細かく正確に計算すると、家財の再調達するための価格は意外と大きくなります。
下記3つのケースを見てみましょう。
火事が発生して自宅が全焼した
火災保険を掛けていれば「建物」を建て直すための保険金は請求できても、家財保険を掛けていないと建物の中にあったものを再調達するための保険金は請求できません。
マンション等で近隣の部屋が火事になり、消火活動の放水により部屋が水浸しになった(水濡れの保障をつけた場合)
火災保険を掛けていれば「建物」部分の被害に対する保険金を請求できますが、家財保険を掛けていないと、例えばソファーや絨毯、電化製品が水浸しになって使えなくなっても保険金は請求できません。
泥棒が入って現金等を盗まれた(盗難の保障をつけた場合)
火災保険を掛けていれば泥棒が侵入した際に壊れた窓ガラス等「建物」の被害部分に関しては保険金を請求できますが、家財保険を掛けていないと盗まれた現金や盗難品に対する保険金は請求できません(請求に制限があります)。
上記のように、火災保険ではリスクをカバーし切れていないことがご理解いただけると思います。
家財保険も検討してみましょう。
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