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閲覧数順 2016年12月09日更新

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食べて遺そうA級グルメ

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北海道の伝統料理「たちかま」

11月中旬。ボジョレーヌーボーの解禁などには目もくれず、私が向かったのは、北海道の岩内町。

日本海に面した岩内は「言わず」と知れたスケソウダラ漁の基地。一般的な刺し網漁ではなく、はえ縄で釣ります。針で釣りあげるので魚体が傷まず、鮮度が高いのが特長で、雌からは極上のタラコが取れます。しかし、白子が酢の物になる真ダラと違い、スケソウの雄はというと、鍋用にと韓国に輸出されるのが関の山。商品価値はあまり高くないのが一般的です。

ところが、岩内では、はえ縄で釣った新鮮なスケソウの雄だけを原材料として作る伝統料理があります。

それが「たちかま」。白子のすり身に塩を合わせ茹で上げる白子のかまぼこです。

その味といえば濃厚で、ひと口かじると魚介の香りが鼻に抜け、むっちりとした食感は一度食べたら忘れられない、冬の、それも岩内だけのグルメ。スケソウダラ漁が解禁になる11月から1月まで岩内で売られ、岩内町の数軒の宿だけでいただけるので、早速いただいてきたという次第です。刺身で、焼きで、天ぷらで。いただくと塩加減がいい塩梅で地酒も進みます。

食べて遺そう地域の食文化

ただ、かつて200隻を誇った岩内のスケソウ漁船も、今や3隻を残すのみ。塩加減が難しい「たちかま」の作り手は、2人だけに。生産量が少ないために3つで980円という価格は地元では高過ぎ、家庭では手が出ないのが現状。そこで、「たちかま」を後世に残していくには、「観光客の方々に食べて、買っていただくしかない」と地元で言われています。

全国的にB級ご当地グルメでの地域興しが盛んですが、地域の食文化を背負った「たちかま」のような食材を永久に残していくことも観光に課せられた使命だと思います。

新潟県や群馬県等の雪国観光圏では、こうした食材を「A級グルメ」と名づけ、観光客に提供していこうという取組みが始まっています。その他の地域でも、こうしたその地、その季節ならではの食文化の存続を目的とした観光振興を図って欲しいと願っています。

 (トラベルニュース「井門隆夫のCS宣言」12月25日号より)

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20年の旅行業経験や10年にわたる旅館事業再生の現場を通して得た独自の知見とノウハウを持つ「旅館アナリスト」。「旅館業と地域との連携」や「インバウンド受入推進」等を通じて、新しい時代に対応した「地域の仕組みづくり」の実践を支援しています。

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