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山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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海外債券は本当に高金利・儲かるのか、確認ください

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)

このところ、証券会社のWEBサイトで、様々な高金利国通貨の債券が紹介されています。
一つのタイプとして、南アフリカランド建て社債5.2%期間約4年、トルコリラ建て社債6.0%期間約3年など、金利が高い国の通貨建ての債券があります。高いものでは、ブラジルレアル建て8.3%などが抽出されます。

もう一つのタイプはこれも従来リスクが高い商品と非難されている、早期償還条件付きの債券で、有名企業の株価や日経平均が予め決めた設定価格以下になると早期償還されるというものです。

高金利国通貨建て銘柄概要には、「金融庁の指導によりきちんとリスクが表示されています」が、購入者の目は金利の高さに向かい、また、円安になれば為替差益が狙えるという、甘いところだけを頭に入れてしまうようです。
セールストークと同じ基調で、概要は書かれていますので、例えば為替変動の説明の最初に、
■為替相場の変動によって為替差益が狙えます。(為替差益は赤字で強調されています)
その説明文の最後に、一方で円高に推移した場合には為替差損が生じます云々が記載されています。人間の脳は、物事の都合の良い方を記憶するため、差損への注意がおろそかになります。

高金利国の通貨建て商品の購入は、確かに運が良ければ円換算で儲けることが出来る商品ですが、儲からない場合もあるという認識を持って頂くことが大切です。
そこで、債券を購入する際の基礎知識を紹介します。

1.金利平価説という原則がある。
これは金利差がある場合には、長期的には為替で調整されます。例えばA国の債券の金利とB国の債券の金利差は、金利が低い国の通貨が高くなり、金利が高い国の通貨は安くなるというものです。
2.債券の金利は実質金利で判断する

実質金利とは、実質金利=名目金利-予想インフレ率というものです。

この式に各国の債券を当てはめると、ほぼ同じ金利になります(短期的には政策としてのインフレ抑制策により、インフレ率が低い国もあります。そのような場合には長期的には高いインフレ率が将来発生しています)

実質金利で比べると、日本の金利は他の国より高い金利が付いていることになります。
例えば、昨日(11月20日)の長期金利は0.73%でした。
0.73%-インフレ率ですからデフレ率として-0.7%(10)を引きますから1.43%になります。

最初に示したブラジルの場合、インフレ率は現在5.3%にもなっています。
このため、8.3%-5.3%=3.0%の金利が実質金利です。
名目金利と実質金利
3.為替の変動は、長期的にはインフレ率の低い通貨が高くなります。
南アフリカのランドの円との関係を三菱UFJリサーチのTTMで検索すると、
2012年11月21日のTTMは9.24円です。
2011年11月18日は9.38円
2010年11月19日は10.49円
2009年11月20日は11.82円
2008年11月20日は9.09円
2007年11月20日は16.29円
2006年11月20日は16.31円
過去6年を探ってみるとリーマンショックのあった2008年の中値は現在よりも円高ですが、ほぼ毎年の円高トレンドわかるのではないでしょうか。

これだけ急ピッチに為替が変動するのですから、外貨建ての債券はどれほど高い金利が付いていても、為替変動リスクに負ける可能性も高いということが解ります。
ちなみに現在の国債の利回りを掲載します

主要国債利回り
これらのことを理解したのちに、ご購入を決定されるようお勧めします。

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文責
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