25.揺れるトヨタ!? - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:キャリアプラン

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25.揺れるトヨタ!?

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ビジネスエッセイ

トヨタの「カイゼン」活動は「業務」か!?



マクドナルドの「残業代」裁判の結果が
流通業界に衝撃を与えました。
裁判結果を受け、
他企業によって対応がわかれました。

セブンイレブン・ジャパンは
店長を管理職とみなし、
残業代を支払ってきませんでしたが、
すぐに「支払う」と発表しました。

潤沢な資金を持つ
セブンイレブンならではの迅速な対応が
印象的でした。

世界の超優良企業トヨタも今、
「残業代」で揺れています。

トヨタの圧倒的な強さを生み出してきた
「改善」活動が「業務」とみなされたのです。

「カイゼン」と言えば、
世界の経営学者で
知らない人はいないと言われる活動です。

同じ自動車業界のマネジメントに関わる人たちならば、
どこの国に行っても「カイゼン」と日本語で言えば
通用するほどのものです。

でも、「カイゼン」が「業務」と見なされて
何で「トヨタ」を揺さぶっているの?
「カイゼン」は仕事じゃないの?
と不思議に思う人もいるかもしれません。

実はトヨタの「カイゼン」活動は、
社員が「自発的」に始めたもので、
その伝統が今も残り、
「業務」として見なされてこなかったのです。

「業務」ではないので、
もちろん「残業代」の対象にはなりません。

ところが、6年前、ある社員の方がに亡くなり、
親族の方が「労災」だと国を相手どって訴えたところ、
昨年(2007)名古屋地裁が
「カイゼン」活動は「業務にあたる」
という判決を下したのです。

企業によってその対応は違いますが、
サービス残業が当たり前になっている会社もあります。
社員の自発的な活動は、
日本企業の「強み」を生み出す
競争力の「源」でした。

日本を、いや、世界を代表する企業「トヨタ」が
この判決を受けて、どう動くのか?
他の企業に与える影響はかなりのものになりそうです。

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