- 葉玉 義則
- ニューボイスジャパン株式会社 代表者
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
経歴を誇張しようとする人がいますが、これはりっぱな犯罪です。
採用後、こういった内容が露見すれば、懲戒解雇の対象となるで
しょうし、本人も回りも、大きな心の痛手を負う事になります。
何故、企業はこれほど、履歴詐称に過敏になるのか。
常識的に、嘘や偽りに鈍感な人は、会社内での金銭や書類の取り
扱いについても、自分の都合や考え方を優先させる傾向があると
見なされます。
この事を見過ごせば、いずれ甚大な被害やリスクにつながる危険
性があります。会社のモラルとしては、当然、放任は出来ません。
こういった背景から、採用選考の際は勿論、通常業務においても、
虚位の報告等を行った場合は、厳罰に処せられるのが一般的です。
応募者の立場で、例えば、離職期間を少なく見せるために、在職
期間を長くしたり、部署や職位に色をつけたりと、多少なりとも
印象を良くする為には、テクニックの一つ、と勝手に思い込む人
もいますが、こういった考え方こそ、一番の問題点なのです。
面接時、人事の専門家であれば、こういった点については、特に
最大限の注意を払っており、何気ないやりとりの中で、矛盾点を
見つけ、詐称の実態を看破します。
当然、この場合、該当の応募者は選考外の扱いとなるでしょう。
求人応募の際、大切な心構えは、ありのままの自分を素直に出す
ことと、質問されるであろう履歴の個所について、事前に、一つ
一つの事情や理由を、丁寧に、わかりやすく説明する事です。
自分自身の人生(履歴)に誇りをもって、面接に臨みましょう。