木造住宅の耐震診断と補強工事の実態 No.2 【二世帯住宅】 - 耐震リフォーム - 専門家プロファイル

阿部 哲治
TAS企画一級建築士事務所 代表
東京都
建築家

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対象:リフォーム・増改築

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木造住宅の耐震診断と補強工事の実態 No.2 【二世帯住宅】

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 最近の耐震診断と補強の相談で、圧倒的に多いのが 二世帯住宅へのリフォームと耐震補強 を同時に行うケースです。 大手リフォーム業者が力を入れている二世帯住宅へのリフォームは元々多くの需要がありましたが、ここにきて昨年の震災の影響や東海地震への備えが注目されはじめ、耐震相談件数が増加してきたこととも関連性があると思われますが、私どもが3カ月ほどの間に行った耐震相談 (診断) でも10件のうち4件が二世帯住宅と耐震補強を同時に行いたいというものでした。  しかも、これらの二世帯住宅で共通しているのは、現在お住まいの方の娘さん夫妻が実家に戻られることになって、古くなった実家を耐震補強したうえで、二世帯住宅にリフォームしたいという点です。
 
何故か長男などの息子さん夫妻が同居するというケースは1件もありませんでした。 たまたまというにはあまりにも偶然が重なっているので驚いたのですが、良く考えてみると俗に言う 「マスオさん現象」 ですが、お姑さんとお嫁さんの関係よりも実の娘さんとの同居の方がうまくいくという現実があるのでしょう。
 又、今の日本で、少子化及び住宅ストックが余っているという現象とも無関係ではないように思われます。 つまり長男、長女の両方の家に実家があり、本来なら長男の家に同居することが当たり前だった一昔前とは違い、どっちかの実家に行くのなら嫁の実家の方が姑と嫁の確執に悩まされるよりは男性としても気楽で良いと考えるのではないでしょうか? まして、男性の方が次男だったりする場合は尚更です。
 便利な場所に大き目の面積がある実家があれば、多少古い家でも補強とリフォームをして住めれば、通勤が楽になるし子育ての面でも親に面倒みてもらえて大変有り難いことこのうえなしです。
 ただし、このケースでは耐震補強だけでなく二世帯住宅としての機能性である設備の更新や若い世代が耐えられる住み易さと利便性が求められるので、改修リフォーム費用も高くなってしまいます。
 耐震強度がかなり不足している場合は、中途半端にリフォームするより建て直した方が良い場合もありますが、それでも建て直し費用の半分程度 (例えば解体新築で 3000万円するとして、1500万円程度で充分な耐震補強とリフォームが出来るのであれば、うまく改修工事をしたいと思うのではないでしょうか?
 二世帯+耐震補強リフォームでの成功ポイントは、しっかりした耐震診断 (精密診断は絶対条件です) と補強計画を作ることですが、二世帯プランの間取りにうまくリンクするよう補強する耐力壁をバランス良く配置することが重要です。
 無駄のない計画で極力安く工事費用があがるよう努力する必要があるので、経験豊富な専門の耐震知識を持った建築士に任せるのが良いと思います。

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