- 澤田経営研究所 澤田和明
- 澤田経営研究所 代表
- 群馬県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
定義…純資産(自己資本)の何%が固定資産のために使われているか、つまり、資本の調達の仕
方と使い方の健全性を見る指標。設備や車両など固定資産に投入した資金は固定化するか
ら、返済する必要のない自己資金で賄うのが望ましい。
格付けが「正常先」であるとみなされる値
これについては、1項目だけで「正常先」かどうかという格付け基準にはならないが、1
00%以下なら理想的。100%を超える場合は、自己資本と長期借入金で賄わなくては
ならない。
分析のポイント
固定資産はその投資回収に長期間かかるので、返済する必要のない自己資本で賄うか、長
期借入金を充てるのが原則。運転資金までつぎ込むことは、資金繰りが苦しくなるから要
注意。
土地を除く固定資産は、減価償却という現金支出を伴わない費用処理により、実質的には
その額だけ自己資金が増加することになるため、返済原資と見ることができる。
<次コラムへ続く>