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藤原 文
(行政書士)

閲覧数順 2016年12月08日更新

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あなたはどのくらい高い知能を持っていますか?

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Educational Psychology

Gardner, H. (1983) Frames of mind: The theory of multiple intelligences.

今までに知脳テストなるものを受けたことがありますか? 小学生のころ(1950年代)受け、面白いテストだなぁと思ったのを覚えています。 現在では日本では学校教育下で使うことは稀のようです。

この120年間世界で使われている知脳テストは、単にひとつの分野の知的能力を計るよう開発されています。 そのひとつの分野だけの知的能力がいわゆるIQ (Intelligence Quotient)と呼ばれるものです。 

人間の知脳は「一般的」な知的活動をひとつにまとめて計ることが出来ると考え、結果として出た指数がIQです。 IQ testのスコアは、人間の能力を判断するために、クラス分けするために、また個人の能力を説明し評価を下す目的で、学校、会社、また軍隊など、多くの場面で広く使われてきました。 

1970年代、アメリカの脳科学専門家であるガードナーは、その「たったひとつの知的脳料」しか計れないIQ Test に疑問を抱き “Gardner’s theory of multiple intelligences(多様な分野での知的能力)” を発表しました。  

生物学の研究、主に脳の機能の研究に半生を費やしたガードナーは、人間の脳はそれぞれ異なる能力の源泉であるだけでなく、その個々の機能も著しく分化されていることを証明しました。 

その分化された機能が、個々の異なる知的能力を発達させる基となり、従って、知的能力もただひとつの分野で計れるものではなく、多様な知脳が存在するという説を完成させました。  多様な知的能力が存在し、個々はその自分自身の知的能力を見極め、それを発達させるべきだという説です。

ガードナーの「多様知脳の説」はただちに各界から大きな注目を浴びました。 教育者、親、また社会が、今まで疑問に思って来た答えを得たと確信したからです。 

なぜ、子供はそれぞれ能力が異なるのか?  学校での成績だけで個々の能力は計るべきではないのではないか。 他に人間の能力を評価する方法があるはず、などという疑問です。  

北アメリカの教育制度の中にもこの説は大きく影響を与え、学校の指導方針にも大きな変化が起こり始めました。 

現代にまで続く北アメリカの非常に個々を尊重した教育制度の根幹は、このガードナーの説にあると言っても過言ではありません。

現在、ガードナーの「多様知脳」として8つの知的能力が広く認められています:

1) 言語知脳: 優れた言語能力を持ち、有効に、有益、創造力を持ち、考えを言葉に出来る能力

2) 音楽知脳: 音、特に絶対音感、timbre(様々な音色を聞きわけたり自分で創る)、そして絶対的なリズム感覚を持つ。

3) 論理、数学知脳: 抽象的な物、概念、考え間の関係を考え、分析、計算出来る能力。

4) 空間知脳: 脳の中でイメージから創造したり、視覚でのイメージに置き換えたり、自由に操ることが出来る能力。

5) 身体・運動知脳: 自分の体の動きを非常によく理解し、身体を自由にコントロールして自分の創造する効果を生み出せる能力。

6) 自分を知る知脳: 自分が誰で何がしたくて、そのためには何が必要かなど、自分のこと、自分の感情、動機をよく理解出来る能力。 

7) 対人知脳: 「自分を知る知脳」と同様な能力を自分から外に使える知脳。 他の人間の感情、動機、願望、行動などを判断、理解する知脳。

8) 自然界への知脳: 周りの環境にある物、生き物に対する鋭い感覚、総合的な理解を持てる知脳。

 

あなたはどの知脳を持って生れて来たと思いますか? 

教育制度は、これら多様な知脳を個人が発達させるのを助ける役目を果たすために作られるべきだと強く考えます。 このガードナーの説が発表されたのが、30年以上前です。

その後もまだまだ19世紀のままの教育を引きずり続ける日本の教育は落ちるところまで落ちていると思います。
日本の教育制度のお粗末さ、学校現場での指導のお粗末さ、まったくの科学無視にあきれてしまいます。

自分の大切な能力を壊されたくないともがいている子供たちをひとりでも救い出したいと、多様知脳説を実践する指導を続けています。

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