サラリーマンのお小遣い事情から見えてくること - 飲食店経営全般 - 専門家プロファイル

平岡 美香
フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
東京都
マーケティングプランナー

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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サラリーマンのお小遣い事情から見えてくること

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飲食店経営

 「サラリーマンのお小遣」は、2012年は平均で月額3万9,600円、昨年比3,100円増で5年ぶりの増加となりました。

 東日本大震災前2010年のお小遣い額に近づいたものの、昼食代の平均は510円と昨年より20円増ですが、一方で外食の回数は減少し、1回当りの飲み代も680円減の2,860円と、これまでで最低額です。

 飲食業にとって、厳しい状況が続いています。

 

 お小遣いの額が微増の中、飲み代など抑えられるところは抑えつつ、国内・海外旅行などへの消費意向が強まっているそうです。

 これは、生活防衛をしつつアフターファイブで同僚などと飲みに行くことを控え、家族や友人との「絆」を大切にしている傾向にあると言えます。

 

また、以下の傾向も確認できます。

①08年までは「昇給あり」の割合が高かったが09年より「昇給なし」が逆転し差が拡大

②「生活が苦しい」派が引き続き過半数以上で、40代・50代が特に強い

③20代30代のお小遣いが1,600円増の32,100円とやや回復したものの、「昇給あり」が引き続き減少しガマンが続く

④昼食代は510円と500円代を回復。一方、持参弁当の割合は減少しコンビニ弁当購入、社員食堂など別の方法にシフト

⑤仕事後の月間外食平均回数は0.5回減の平均2.4回。1回の飲み代はこれまでで最低の2,860円

⑥お小遣いが足りなくなると、使わずに我慢する傾向が昨年よりさらに強まり、無理な消費を控える傾向へ

⑦お小遣いの使い道で必要不可欠なもの1位は「昼食代」、2位「趣味の費用」で前回と変わらず。

 嗜好品が3位→7位に低下、携帯電話代は7位→4位に上昇。

 

 このような状況は当面続くと考えられるため、リピート客に1回でも多く来店いただくこと、地域の潜在客をいかに掘り起こしていくかが大切になります。

 

 また、これまでよりも多様なお客様や利用動機に対応した、柔軟な営業戦略が必要です。

 例えば、より幅広い客層に合う味に変え、メニューにはおすすめだけでなく、定番メニューも加えるなど、これまでよりも少し間口を広げていきましょう。

 特に、地方や郊外の商圏人口が限られたエリアでは、なるべく多くの客層に受け入れてもらえるために、万人受けするよう少し間口を広げる努力は欠かせません。

 

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