- 萩原 貞幸
- 株式会社ファンドファンクション 代表取締役社長
- 大阪府
- 経営コンサルタント/起業家
対象:人材採用
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
先日 厚生労働省が大卒3年目の離職率を業種別に発表。
最も離職率が高い業種は
教育・学習支援で48.8%
続いて宿泊・飲食サービス48.5%
以下、生活関連サービス・娯楽45.0%
医療福祉38.6%
不動産38.5%
小売業35.8%
一方離職率が低い業種は
鉱業6.1%
電気・ガス7.4%
製造業15.6%
金融・保険18.9%
高離職率業種の簡単な理由分析としては、
長時間労働、低賃金が理由とされている。
これを起業の観点から見てみると
離職率の高い業種は、起業しやすい業種。
一方、低い業種は起業しにくい業種。
ということは、
離職率の高い業種は中小企業が多く
体制が整っていないため全般的な待遇に不満が出ているのでは
なかろうか。
一方、低い業種は起業しにくい、つまり大企業
既得権益起業が多く、わりと収益が上がっているために
待遇もそこそこよく離職率が低いのではなかろうか。
また、就職した方のそもそもの属性の違いもあると考える。
離職率の高い業種は、起業しやすい業種であるため
はじめから長年勤めようと思っていない方が就職している可能性も高い。
一方 離職率低い業種は はじめから安定を求める方が多く就職している可能性がある。
確かに離職率が高いという数値だけみると、
教育や飲食業への就職は
いまいちと思う若者は多いと思うが
しかし、
いやでも起業社会が到来する昨今
(=働き口がなく、結果起業するしかないという時代社会)
起業準備、ノウハウ蓄積として
戦術的に離職率が高い業種に就職するのも一つと考える。
そして就職をしてノウハウをどんどん吸収すればよい。
その時は大変かもしれないが
あとあと
必ず有益になる。
起業できるレベルのノウハウや
起業に似た経験は貴重である。
一方、低い業種に就職して場合で
あとあと起業しなければならない状況になった場合は
考え方や行動が官僚的に凝り固まってしまっている場合も多く
結構、大変になると考える。
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