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野菜も肉も食べてガンに勝とう!ガンと食事の新しい考え方(5)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・ゲルソン療法の原法にしても星野式ゲルソン療法にしても、大なり小なり共通している特徴の一つとして、肉などの動物性食品の摂取を制限している点が挙げられます。特に牛肉や豚肉など「四足動物」の肉は、ガン発症の促進因子として厳しく制限され、最初の半年から1年くらいは事実上の禁止扱いとなっています。鶏肉や魚介類も牛や豚ほどではないにせよ、かなり厳しい摂取制限をかけられています。

 

ガンの食事療法に限らず、これら動物性食品はコレステロールが上がるとか、ダイエットの敵であるなどの理由で、特に女性の間で忌避される風潮がみられます。確かに肉の食べ過ぎはコレステロールの上昇につながりますし、カロリーオーバーから肥満を招く可能性があります。しかしながらコレステロールは人間にとってむしろ必要な栄養素であり、また肥満を招く食品は肉以外にもたくさんあります。

 

むしろ肉や魚をあまり食べない人によく見られる健康上の傾向として、タンパク質の不足から免疫力が低下し風邪や気管支炎にかかりやすくなる、鉄欠乏や亜鉛欠乏から疲労感やうつ傾向、肌荒れ、情緒不安定などを招きやすい、などが挙げられます。必要以上に肉や魚を制限することは、タンパクやビタミン、ミネラルなどの欠乏を通して、かえって健康上の不具合を起こしやすいのです。

 

ガン患者の体内で、ガン細胞は筋肉や赤血球など正常細胞を形成するタンパク質を分解して糖質に変換し、自身の栄養素としています。つまりガン細胞は正常な組織を食い潰して増殖しているのです。その結果として、ガン患者は病気の進行とともに痩せ細っていくのが一般的です。そして体のタンパク質が減少するために免疫力が低下してガンと闘う体力が衰え、ますますガンが進行するという悪循環に陥っているのです。

 

ここでガン細胞は、食事で摂取するタンパク質の量とは関係なく、体のタンパク質を分解し奪っているという事実に注目する必要があります。すなわちいくら食事中のタンパク質を減らしても、ガン細胞が体のタンパク質を奪う量に変化はない、ということです。ということは、ガン細胞の増殖を抑制する目的で肉や魚の摂取を抑えるというのは、栄養学的にいうと意味がない、ということになります。

 

むしろガンに対する抵抗力を維持し、筋肉や赤血球など正常細胞の機能を保つためには、ある程度のタンパク源を摂取する必要があるといえるのです。タンパク源としては大豆などの植物性のものもあり、実際にとても有用なのですが、アミノ酸の組成や吸収率を考えると、動物性タンパクである肉や魚はたいへん重要な食材です。野菜や果物をたくさん食べることと並んで、これら動物性タンパクの摂取も欠かせません・・(続く)

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