前回からの続き、法人について。
個人事業を法人成りすると利益の分配先が増えます。
そうすることで税金が安くなることも…と紹介しました。
ただし、もちろん良いことだけではありません。
まず大前提として
・分けるほどの利益があるのか?
これがポイントです。
そもそも個人事業の所得が大してない状態だと、法人と個人で分ける意味が
あまりなかったりします。
個人事業の状態で数百万円程度の利益(所得)が出ているのであれば、
法人成りのメリットもみえてきます。
そういう意味も込めて、開業当初は個人で始めて調子が乗ってきたら
法人にする、というのがよくあるケースです。
ちなみにあまりそういうことを考えず、いきなり法人を作っているケースも
結構あります。
よくよく話をきくと、まず個人で始めたほうが良かったのでは?ということも。
できれば法人を作る前に税理士に相談して頂きたいところです。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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