日経記事"10億ドル企業ブーム再来クラウド普及投資負担軽く"考察 - 各種の新規事業・事業拡大 - 専門家プロファイル

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
神奈川県
経営コンサルタント
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

日経記事"10億ドル企業ブーム再来クラウド普及投資負担軽く"考察

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 各種の新規事業・事業拡大
経営コンサルタントの活動 新規事業開拓・立上支援

皆様、
おはようございます。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

11月3日付の日経新聞に、『(上)「10億ドル企業」ブーム再来 クラウド普及、投資負担軽く』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

【米国で起業が活気づいている。インターネット関連技術の発達や資金の供給源の多様化で起業がしやすくなり、設立から短期間で世界で顧客を獲得したり、企業価値が10億ドル(約800億円)に達したりする例が相次ぐ。

景気回復が足踏みするなか、地域経済の担い手としての役割も増してきた。米国の起業をめぐる最新の動きを追った。

「また引っ越しなんだ」。米サンフランシスコ市にある写真共有サイト運営会社、ピンタレストのベン・シルバーマン最高経営責任者(CEO)はうれしそうに話す。

同社はインターネットから好きな写真を選び、収集できるサービスを運営。おしゃれな「電子スクラップ帳」を手軽に作れるアイデアで、サービス開始から約2年半で世界の利用者が約3900万人に増えた。7月に現在の事務所に移ったばかりだが、「来年初めには社員が100人を超えて手狭になる」という。

サンフランシスコ市内で“ヤドカリ生活”を続けるのは、個人間の部屋賃貸サービスを手がけるエアB&Bも同じだ。

空き部屋を有効活用したい家主と旅行者をつなぐサービスが人気となり、欧州でも利用者が急増。世界で500人を雇用する。ブライアン・チェスキーCEOが自宅の寝室で起業して4年。急成長の背景には起業のハードルが劇的に下がったことがある。

最近の起業は設備や投資の軽さが特徴だ。ネット経由でサービスやソフトを利用できるクラウドコンピューティングの普及で、高額なサーバーの購入は不要になった。

スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)や交流サイト(SNS)で口コミの宣伝や販促は容易。「いいアイデアさえあれば世界を狙える」のだ。

こうした起業熱の勢いを示すのが「10億ドルクラブ」の増加だ。非上場の新興企業は上場企業のような時価総額はないが、ベンチャーキャピタル(VC)などは増資の際に企業価値をはじく。

米ダウ・ジョーンズ・ベンチャーソースなどによると、その価値が一定の規模と評価される10億ドルに達したベンチャー企業は19社。1990年代後半の「インターネットバブル」期とほぼ同水準だ。

ピンタレストとエアB&Bも加わる19社のうち6社はサンフランシスコ市にある。ベンチャーの産業化に取り組むエド・リー市長は「景気回復の先頭に立っている」と自信を示す。

同市を含むサンフランシスコ郡の9月の失業率は6.9%とカリフォルニア州全体の9.7%より低い。「単身者向けアパートでも家賃は月額2500ドルは覚悟すべきだ。ここ数年で3割は上がった」(不動産業者)という。

米IHSグローバル・インサイトによると、10年にVCが支援した企業の売上高の合計は米国の国内総生産(GDP)の21%に当たり、雇用数も民間企業の雇用の11%に相当。過去10年で比率は着実に高まってきた。

金融危機後の雇用対策としてニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長もベンチャー企業に着目。「第二のサンフランシスコ」を目指す動きも起業を支える。』


上記米ITベンチャーの起業を支えている経営インフラが、IT関連技術やツールです。

具体的には、クラウドの普及で、サーバーに対する高額投資や多くの管理担当者を置く必要無く、IT環境を整えられることです。

また、TwitterやFaceBookのソーシャルメディア(SNS)の普及で、自社のWebサイトやブログなどの既存IT基盤と組み合わせることで、情報発信や露出度が飛躍的に高まり、低コストでの広告宣伝が容易になったことも大きな援軍です。

SNSを使いこなす人口は、スマホやタブレット型パソコンなどの端末機器の高速普及で急激に広がっており、これらの人たちの間での信頼感を得ることが出来れば、当該企業や提供商品やサービスのブランドに対する認知度も飛躍的に向上します。

スマホやタブレット型パソコンは、米国や日本などの地域では、高齢世代も使い始めており、ブロードバンド環境が整備された結果、あって当たり前の社会インフラになりつつあります。

米国の場合は、ベンチャーに対するファンド提供の環境が整っていますので、起業のための必要投資額が低くなれば、当然敷居も低くなりますので、多くの人たちが新事業立ち上げに参加します。

また、失敗してもやけどは軽微で済みますので、再度の挑戦も可能になります。

投資家にとっても少額の資金を多くのベンチャーに投資することにより、リスク分散により回収リスクを低減化できます。

更に、起業家が短期間に事業を立ち上げられるようメンターなどの経営支援を行うことにより、成功確率を高めようとしています。

先日、米国の西海岸(サンフランシスコやサンノゼなど)を出張してきました。記事にありますように、再度のITベンチャー企業家の積極的な活動の息吹を実感してきました。

サンフランシスコの場合、郊外も含めて多くのIT企業がオフィスを構え始めているため、記事にありますように家賃も上昇しています。

サンフランシスコ空港では、多くの若者が飛行機を待つ間にパソコンやタブレット型パソコンなどを使って仕事をしていました。熱気を感じました。

この動きは日本国内でも徐々に広がりを見せています。

クラウド活用により、低コストでIT関連企業を立ち上げることが可能になっているからです。国内の場合、米国と異なってベンチャーに対する資金提供の場は極端に低いのが実情です。

しかし、ITを使いこなして、商品やサービスの開発、提供、宣伝広告(ブランドの立ち上げを含む)を行って、しっかりとした事業計画でビジネスモデルを構築出来れば、日本政策金融公庫や地方自冶体からの公的融資程度の金額で、起業から事業継続が可能になります。

起業するときに、少人数であれば自宅をオフィスにしたり、各スタッフは自宅で仕事を行い、SkypeなどのIT電話ツールでコミュニケーションするやり方もあります。私の支援先のITベンチャーもこのような方法を採用して事業を開始しました。

事業規模が大きくなり、従業員が増えた後に必要に応じてある程度の事務所を構えるやり方です。

また、ITベンチャー同士が分業・連携して新規事業を立ち上げ展開するやり方も活発になってきました。

このようなやり方を可能にしているのは、低コストのIT関連技術と各種ツールです。少々極端に言いますと、商品・サービスの開発、生産、販売、宣伝広告までの全ての経営プロセスを、1社若しくは数社の分業・連携で低コストで行えるようになりつつあります。

このような事業環境下でベンチャーが成功するためのポイントは、徹底的な差別化・差異化を可能にする商品・サービスの開発、市場・顧客の特定能力、SNSなどを使いこなしての情報発信によるブランドの構築力になります。

商品・サービスの提供・販売は、ネット通販を使えば容易にできます。

国内でも、最近では求人情報サービスのリブセンス(村上太一社長)が東証に上場して話題になりました。

リブセンスほどに急激な成長をしなくても、多くの人たちがクラウドやIT関連技術やツールを使いこなして、起業や新規事業立ち上げを行って国内経済の活性化や雇用創出に貢献してくれることを期待します。

私もこのような起業家やベンチャー・中小企業を積極的に支援していきます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(神奈川県 / 経営コンサルタント)
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表

起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上

起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。

カテゴリ 「経営コンサルタントの活動」のコラム