- 各務 謙司
- カガミ建築計画 建築家
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
和風住宅のリフォーム現場の紹介です。
新しい間仕切り壁
これまでは10畳の大きな寝室と、
隣の6畳の支度部屋として使っていた住宅ですので、
キッチンや洗面・浴室の空間を仕切るための
間仕切り壁が必要になりました。
かつての縁側部分だけではとても足りないので、
新しい水廻りの空間が、10畳の部屋にまで
入り込んできています。
写真の細い材料で組まれたものが、
その新しい間仕切壁の下地です。
(この下地の両面にボードを貼ると壁になります)
壁の高さがポイントです
注意してみて頂きたいのは、
この壁が中途半端な高さの壁である事です。
普通壁といえば床から天井まで伸びているものですが、
この壁は、天井に届く前に終わってしまう壁なのです。
この中途半端な高さこそが重要な設計のポイントとなっています。
つまり、居間側から見ると、壁越しに既存の天井の広がりが見え、
キッチン側からすると、収納やキッチン自体を隠す事ができる、
一挙両得の考えなのです。
因みに2枚目の写真は、
洗面からキッチンを壁越しに透かし見たところです。
出来上がらないと、この工夫の感覚は
わかりにくいと思いますので、
どうぞ完成写真をお待ち下さい。
カガミデザインリフォーム 各務謙司
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