猛暑の真夏に比べれば、今の時期は気候も良く、体調管理には問題が少ないように思えるかも知れません。
食べ物も美味しいし、スポーツをするにも快適です。熱中症や夏バテ、しもやけの心配もありません。
ところが反対に、秋たけなわのこの時期に健康を害する人が意外と多いものです。
実際に私のクリニックには連日、体がとてもだるい、頭痛や首の凝りがひどい、毎日憂うつだ、などと訴える方が来られます。
このような方々からよく聞かれるのは、「夏の暑さによる疲れが取れません」といった嘆きです。
これだけ涼しくなってきたのに、なぜ今頃になって夏の後遺症が現れるのでしょうか。
そういえば先日なにげなく読んだ週刊誌に、「秋バテに注意!」などという記事が載っていました。
恐らく猛暑による疲労が抜けない状態に加えて、昼と夜の寒暖差が身にこたえ、体調が崩れるということでしょう。
実際に秋には朝晩と日中の気温差が、春先と並んでとても大きくなっています。
気温の変化だけでなく、台風や低気圧の影響で、気圧の変動が大きいのも健康を脅かす原因の一つです。
ラドン浴への取り組み方に関して、浴びる頻度が多ければ多いほど有効である、という話を前回しました。
当クリニックでは先週来、「ひと月1万円でラドン浴やりたい放題」のキャンペーンを始めています。
少しでもたくさんの人が、ラドン浴に少しでも多く取り組んでほしいという願いから、このキャンペーンを始めました。
ラドン浴という治療法は、本当に優れた健康上の効果があり、しかもたいへん安全性の高いものです。
中には最初の1回で、その晩はぐっすり眠れた、花粉症の症状が消えた、などと劇的に効果の現れる人もいます。
けれども大半の人にとっては、ラドン浴の回数を重ねる毎に、徐々に効果が現れてくるものです。
ラドンは放射性のガス状物質で、肺胞から血管内に入り込んで循環系に乗り、体内各部へ送られます。
ラドンは体のあちこちでα線(アルファ線)を放出します。これは1㎜も飛びませんがたいへん強力な放射線です。
α線は組織や細胞に働きかけ、活性酸素を分解する酵素を誘導するなど、非常に優れた効果を現わします。
放射性物質には特有の半減期があります。この半減期でそれぞれの物質の量が半分となるのです。
例えばラドンの半減期は3.8日ですが、これは4日弱でラドンが半減してしまうことを意味します。
ということは、3~4日に1回くらいの頻度でラドン浴をすると、もれなくラドンの効能を享受することが出来るのです。
ラドン浴は週に2回程度の頻度で行なうのが良いとされていますが、それはラドンの上記のような特性によるのです。
忙しい方は週1回でも構いませんが、ラドン浴から4~5日が経つとだんだん効能が切れてきてしまいます。
反対に週3回もしくはそれ以上の頻度で浴びると、より強力な効果をより速く感じることが可能となります。
深刻な病気やひどい体調不良、そしてガンの方などは週2回か3回、あるいはそれ以上の頻度がお勧めです。
週2回も3回もラドン浴をすることによって、ガンなどの病気にいかなる効能が現れるか・・次回お話します・・(続く)
このコラムの執筆専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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