18.新近効果とは? - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月10日更新

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18.新近効果とは?

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「こころ」の不思議な話

最後の助言に従ってしまう「心」



新人A君が、企画を立てました。
A案、B案、自分では甲乙つけがたく
先輩や上司に相談することにしました。

A先輩、C課長代理、D課長、B先輩、同期D。

皆それぞれ、自分では気づかなかった視点で
アドバイスをしてくれ、とても参考になりました。

特に「同期Dの意見」はもっともらしく
B案をすすめる人が多かったのですが、
同期Dの意見を取り入れ、
A案を選択することにしました。

それだったら、最初から「同期D」
に相談すればよかったと思ってしまいますが、
人は「最後の意見」に最も影響を受ける
ということが心理学では言われます。

これを・・・

「新近効果」

と言います。

意思決定をする瞬間から
一番「新しく近い」意見がその人に最も「効果」を
もたらすということですね。

これには「記憶」も関係しているでしょう。

会社での現実を考えてみれば、
5人全員に対して数分の内に話を聞くことは
ほぼ不可能でしょう。

そうすると時間が立つにつれ、
最初に聞いたことの情報が劣化し、
その人に対してのインパクトが少なくなると
考えられます。

この「新近効果」は、相談する相手が多い時に、
その傾向がより強く見られます。

ですので、私たちは、
このことをしっかりと頭に入れて
多くの人に相談する時には、
情報に何らかのバイアスがかかると認識し
できるだけ短時間に相談すると良いですね。

もちろん、それはなかなか難しいわけですので、
最後の人に意見が強く左右することを知り、
できるだけ、得た情報を公平に分析する習慣を
身につけることが大事です。

また、先輩社員、上司ならば、
新人さんに、このことを教えてあげ、

「何人かの人に相談している?」
「僕(私)は何番目かな?」

とちょっと確認してみると良いかもしれません。

「新近効果」は意外と強いものですので!


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