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成功する二世帯住宅・失敗する二世帯住宅

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二世帯住宅の最大の問題点は棲み分けです。これは誰が考えても当然の事なのです。しかし当然でありながら解決方法が見出せません。二世帯住宅と云っても様々なパターンがあるためです。

【親主導型】
親がお金を出すから、子供世帯と一緒に住もうと誘う場合。経済的には子供世帯の負担は軽減されますが、間取りについては親の発言権が強くなり、子供世帯のライフスタイルに妥協が必要となります。
子供世帯の奥さんの実家と同居する「マスオさん」タイプの二世帯住宅で無い限り、親主導型の二世帯住宅は成功し辛いと言われています。

【子供主導型】
子供が将来親も同居する事を想定して、二世帯住宅型の家を建てる場合です。親を思う子供の気持ちは判るのですが、経済的に余裕のある間取りにすることは出来ません。一応は応接間に使って、将来はそこに親に住んでもらおうと考える図式は綺麗ですが、実際に一部屋で一世帯の家財道具を収納させる事は不可能です。最低でも一部屋と納戸、欲を言えば生活サイクルに影響を与えない為に、簡単な水廻りも欲しいところです。また親の心情として何の援助も無しに子供の世話になることも抵抗があるでしょう。

【親子共同型】
親と子供が費用を折半して建てる方法です。例えば親が土地を提供して子供が家を建てる等の方法です。この方法が最も成功し易いパターンです。子供世帯は土地の負担が軽減され、自分達の好みの家が造れます。親世帯にしても、土地を提供していますから子供世帯への気がねしなくて済みます。これで「マスオさん」タイプの家が最も成功し、実際に依頼も最も多いです。

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建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。

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