前回からの続き、廃業について。
社長贅沢型の倒産によくありがちなお話を紹介しています。
現金残高に続いて怖いのが社長貸付です。
つまり会社が社長に対してお金を貸し付けている状況です。
これが何を意味するのか?
つまり社長が給与以上のレベルで私生活を送っていることを意味します。
仮に役員報酬が50万円に設定されているとします。
ところが社長の私生活を維持するには毎月60万円が必要です。
だとすると、月々10万円ずつ会社から社長にお金が流れていきます。
この10万円が社長貸付です。
通常、小さな会社では社長借入、つまり私生活から会社に対して
お金を貸している状態が普通です。
それが逆転している状態は好ましくないことが多いです。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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