恋愛の相談で最も多いのは、どんなことだと思いますか?
「彼がどんな人か?」
「起きている問題の解決法?」
「結婚すべきかどうか?」
どれも違います。
実は、「相手が自分のことをどう思っているか」です。
わたしたちは、「心が傷つく」というエゴの幻想の中に住んでいます。
愛を拒まれて傷つきたくないから、
愛を与える前に、相手の気持ちを知りたいと思います。
ですが、それは長い目でみるとうまくいきません。
「コロコロ変わるから心という」という言葉があるように、
気持ちは、いつも外の世界を映し出してコロコロ変わるからです。
例えば、今までいつも高飛車な感じで、大嫌いだった人が、
しょんぼり落ち込んであなたを頼ってきたとき、
こんな一面もあったのかと好感をもったり、
今まで大好きだった人が、ある日意地悪をしているのを目撃して、
幻滅したということを体験したり、
気持ちが一瞬にして変わることはよくあります。
また、「あばたもえくぼ」と言われるように、
好きな人だとなにもかも長所にみえるとか、
「坊主憎ければ、袈裟まで憎い」というように、
嫌いな人は全部が欠点にみえてしまうものです。
それくらい、わたしたちの気持ちは、不確実でうつろいやすいものなのです。
ある瞬間に、相手が、あなたに好感を持ってくれていたとしても、
突然嫌われることもありますし、
今、無関心であったとしても、関わり合いによって、
あなたのことをすてきだと思ってくれることもあります。
だから、気持ちはいつも変化しているとわかったうえで、
その変化に対処していくことが必要なのです。
「営業は、一度断られてからが本当のスタート」と言いますが、
恋愛も同じです。
好かれたり、嫌われたりを乗り越えて、
愛することを学ぶことが恋愛の本質なのです。
「あなたがわたしを好きでいてくれたら、わたしもあなたを愛します」
そんなふうに言われたら、気持ちも冷めますよね。
もちろん、長くつきあっていく中では、相手に好きな人ができた、など、
相手の気持ちを考えて選択しなければならない局面もあります。
それは、相手のことを思う気持ち、つまり愛からの思いです。
ですが、恋愛の初期の段階での「相手の気持ちを知りたい」という思いは、
自分自身を守る気持ち、つまりエゴから発せられる思いです。
わたしたちは、投げかけたものを受け取るようになっています。
エゴから発せられるものが、望む結果をもたらさないことは、明らかです。
だから今日は、あなたが誰かの気持ちが気になってしまったときには、
自分自身の気持ちを確かめてみましょう。
そして、自分が与えるものが、自分に与えられるのだということを思い出してみましょう。
相手が愛してくれなければ、愛せないと思っていたとしたら、
愛を受け取ることはできません。
恐れを超えて、ハートをひらいてみましょう。
相手のありのままを受け止めてあげることこそ、愛なのです。
最後までおよみいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことがたくさん起こります☆
感謝をこめて。
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