金融資産運用の見直し‐投資信託⑤ - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

西内 純
メープルFP相談室 代表
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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金融資産運用の見直し‐投資信託⑤

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今日は投資信託に限りませんが、本格的にリスク商品(元本保証のないもの)で資産運用をする際に必ずチェックして頂きたいポイントについて説明したいと思います。


① 自分(家族)のライフプランに基づき、キャッシュフロー(資金繰り)表を作りましたか?

② 運用しようとする金額は、3か月分の生活費、最低でも5年以内にどうしても必要となる金額を除いていますか?

③ キャシュフロー表から、運用の際の目標利率を割り出していますか?

④ 求める運用利率(リターン)にともなうリスク度を理解し、そのリスクを許容できると思いますか?

⑤ 短期・集中投資をしない。長期分散投資で時間分散も心掛ける。

⑥ 金融商品については、仕組みが複雑なもの、分かりにくいものは買わない。

⑦ 手数料の高い商品も出来るだけ避ける。


大切なお金を運用するのですから、思い付きや、人が買っているからというような事ではなく、十分に時間をかけ検討して、資産運用をスタートしてもらいたいと思います。


日本の資産運用のおかしなところは、社会生活に入る以前にきちんと『お金』の勉強をしてこなかった為か、本来資産運用を始める必要がある若い世代では、資産運用をしている人は少なく、もう積極的資産運用ではなく、資産の目減りを防がなければならない退職世代になって、初めて資産運用を始めているケースが多いことです。

纏まった退職金をもらうと、そのまま預金に置いて置いても、スズメの涙ほどの金利しか付かないので、資産運用をせねばと思うのでしょう。本当は資産運用を考える前に、まず自分が亡くなるまでのキャッシュフロー表を作って、運用に回せる余裕資金額を把握すべきです。退職後は、収入は年金に頼るのですから、資産運用で失敗したら、挽回方法がないという事を十分認識すべきだと思います。定年退職後の方々は、厳しい世の中で40年近く生き抜いてきたのだから、資産運用ぐらい自分の知識でうまく出来ると過信してしまうケースが多いようですが、謙虚に資産運用は素人だから、きちんと勉強しようと考えて欲しいと思います。


金融商品を売る側は商売ですので、退職金を目当てに色々な形で資産運用の提案をしてきますが、要注意です。次回は売る側の販売テクニックをご紹介したいと思います。

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