PDCAサイクルは、塾屋の学習にも取り入れられています。 - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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PDCAサイクルは、塾屋の学習にも取り入れられています。

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皆さんは「PDCAサイクル」という言葉をご存知でしょうか。

これは、もともと品質改善の方法として企業が実践しているものです。 PDCAとは何かというと、

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

(Wikipediaより)

この4つの工程の頭文字をとったものです。


つまり

予定を立てて→実行して→その評価をして→改善する

そして、次の予定を立てて・・・

ということです。



これは機械や製品だけでなく、「人」のあらゆる能力の向上にも応用できます。

このPDCAサイクルがキレイに入っている授業が塾屋にもあります。それが演習日です。

生徒の【演習日】におけるPDCA


1、計画・・・その日の演習内容を塾から決められたものと、自分で決めるものを入れて、その日に何をどれくらい勉強し、どこまで終わらせるのかを決めます


2、実行・・・1つ1つ演習します。そのペースや順序(どれから行うか)や休憩のタイミングも自主性に任せてあります。


3、テスト・・・1つ1つの演習がカンペキになったらテストを行います。そのテストで合格がもらえたら次の内容に進みます。また、1つ終わった段階で取り組みの甘さなども評価されます。


4、改善・・・その日の内容が終わったのか否か、品質(テストの質)がどうなのかが一覧で見ることができます。


そして、次回の演習日・・・

いかがでしょうか。


キレイにPDCAサイクルが演習日の中に入っていますよね。

このサイクルは人材育成や会社での研修でも多用される、いわば「学びの基本」ともいえるものです。それを意識的に取り入れて、生徒が自然にサイクルを身につけていけるようにしてあります。


これを毎週、毎月、毎年行っていれば、卒塾後に勉強したり、何かを学ぶときに、この演習日(PDCAサイクル)に近いものでやってくれると思います。


こうした「学びの型」を教え込むのではなく、自然と自分ですることを【当たり前にしていく】ことが授業以上に重要なことだと思っています。



生徒は、中学・高校を卒業すれば、塾がありません。

家での勉強、自分ひとりでの勉強がメインになります。そのときに、このPDCAのサイクルが身についていれば、自分一人で向上していける勉強ができると思っています。

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