退職者の取り扱いについて - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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退職者の取り扱いについて

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人事の種明かし
今日は、退職者の取り扱いについて、書いてみたいと思います。

但し、今回は「解雇」(懲戒解雇、諭旨免職等)のような特殊な
ケースではなく、自己都合による退職について、人事の目線から
お話しさせていただきます。

自己都合による退職理由は、新人であれ、ベテランであれ、一番
多い理由は、“気持ちがしらけ”“仕事に意欲がわかない”事の
ようです。マンネリと簡単に片づけられる程、その遠因は簡単な
モノではないような気がします。

こういったケース、上長が解決できない場合、人事が調整に入り、
退職を希望する本人と、ざっくばらんに話をするんですが、慰留 
が難しいのは、会社の風土や上長との相性、本人もうつの状態に
近い場合、強く引きとめきれない、というのが本音です。

それでも、当面の仕事に支障がきたさないように、辞め方の条件
交渉に入っていき、会社の事情や本人の気持ちを勘案しつつも、
粛々と、落とし所を探っていくのが、人事の仕事です。

この時、やっかいなのは、上長との人間関係が悪化し、周りにも
何かしらの影響が懸念される時です。こういった場合は、もっと
上の層(役員等)と相談し、社内的な異動や配置転換も絡めて、
出来る限り迅速に、退職処理にあたっていきます。

最後に、いつも退職者と向き合う中で、人事として心がけていた
心構えについて、お話ししておきたいと思います。

それは、立つ鳥跡を濁さず、と相手をかなめると共に、いつでも
一人の人間として、相手の行く末をおもんばかり、出来る限りの
エールをおくる事。どんな縁でも、縁は大事にしたいものです。