よいサービスにお客さんが集まらないわけは？

「やる気があれば何でもできる！」というのは、間違いではないが、ビジネスの場合は利益を上げる技術というものが必要になる。メンタルコーチはここを教えない人が多いので、セッションの技術だけを教えてもらってお客がいないコンサルタントが生まれてしまう。

コーチのいないオリンピック選手もいないが、メンタル面のコーチだけを頼りに記録を伸ばす選手もいない。

ということで、今日は現実的な話で、独立を目指す人がほぼ確実に間違える落とし穴をひとつ。

それは、「よいサービスにお客さんが集まる」というものだ。

サービスを受けてくれたら必ず喜んでくれると言ったところで、サービスを受けてくれるお客さんがいなければ、喜びようがない。よいサービスというのは、受けてみたいと実感できない。

ので、はっきり言ってしまうと、よいサービスにお客さんが集まるのではなく、「よさそうに見える」サービスにお客さんは集まるのである。

よさそうに見えるとは、さらにはっきりと言うと、「見た目」である。美しい方がいいし、儲かっているように見える方がいい。お客がいなくても、お客がいそうに見せる。謙虚なのはいいが、自信がないように見えるのはいただけない。

ただし、見た目は気づけばどうにかなるが、やっちゃった感があるのは、名前である。

自信がないからかサラリーマンだから身元がばれればやばいからか、自らお客が来ない名前を付けてしまう人がいる。

橘麗華（たちばなれいか：仮名です）という名だとしたら、爆発的なパワーがある。名前から美と豊かさが匂いたつ（笑）。こんな名前の人は神様に感謝してほしい。

その上で、以下の4つを比較していただきたい。

「橘麗華のメンタルセラピー」

「麗華のメンタルセラピー」

「レイカのメンタルセラピー」

「レイちゃんのメンタルセラピー」

おそらく、順番に信用性が下がっているとお感じになるのではないだろうか？

そう、名前の付け方で信用度は格段に違ってくるのである。

実際、お客さんが集まっているコーチやセラピスト、コンサルの方々は、「○○ちゃん」と名乗ったりはしていない。

ブログなどを見れば、一目瞭然であるが、お客を遠ざける独立希望者は多いので、名前を変えた方がいい。

僕がコンサルに入る場合は、邪道だと言われようが、最初のうちは「よく見える」方法を提案している。それがお客さんを集める近道だからである。