このオールアバウト・プロファイルのご質問の中で住まいづくりを考える際、家具やTVのレイアウトについて悩まれているケースがとても多く拝見しますので、今回はそのことについて考えてみたいと思います。
「インテリアから考える大切さ #2」でも書きましたが、私達はたくさんのモノを持ち生活をするため、快適な生活をするためには、持っているモノ、家具などが自分に合った使い方ができ、便利に活用できなければ快適と感じないのだと思います。 そのためには設計段階で家具やインテリアの細部の事を考えることが重要で大切だと私は考えています。
出来上がった空間に合わせて家具やTVなどのサイズやレイアウトを決めることは、私達プロでも実際とても苦労することが多く、特に大型TVなどをレイアウトする場合などは、TVの位置でその部屋の過ごし方が決まってしまうと言っても過言ではありません。 万一レイアウトに無理が生じてしまえば毎日が憂鬱な気分になってしまいます。
快適に生活できる住まいを考えるには、やはり早い段階から「インテリアから考えること」が大切です。 そして、日常をどのようなスタイルで過ごすことが快適なのかを再チェックすることで、自分らしい暮らしのスタイルが再認識できると思います。
たとえば、ダイニングではTVは見ない・・リビングでは夜ソファで寛ぎながらTVを見ることが多い・・ビールを飲みながら・・就寝前や休日にベッドからも映画などが見たい・・などなど、ご自身やご家族のライフスタイルが設計の大切なテーマになります。
●関連コラム
内側から考える住まいづくりとは #1
内側から考える住まいづくりとは #2
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
「住まいづくりの発想」のコラム
マンションリノベーション無料相談のご案内(2014/08/02 13:08)
マンションリノベーション無料相談のご案内(2014/08/02 13:08)
ラウンジ型住居(2014/03/30 17:03)
ラウンジ型住居(2014/03/30 17:03)
空間の精度(2014/03/10 15:03)