- 村岡 由紀子
- 襖design 代表 襖コーディネーター
- 神奈川県
- インテリアコーディネーター
ふすま・和紙・引手と施工を専門に扱うデザイン事務所、襖design です。
今回は、見すごされがちな〈ふすまの椽(フチ)のお洒落〉のお話です。
ふすま紙と引手とフチを上手に取合わせて、その家らしい素敵なふすまをご提案して
います。
ふすまのフチは長く使えますので、納得のゆくものを選ばれると飽きがきません。
新築やリフォームの際には、業者まかせではなくきちんと打合せをして決められると、
ふすまの仕上がりも美しく、和室の雰囲気も上質な空間になります。
ふすまのフチは額縁のような役割もあり、部屋の雰囲気づくりには欠かせないポイント
です。
近年の傾向としては、洋室とのつながりでモダンな感じが好まれ、白木のフチを選ばれることが多いようです。
白木のものは、使っていくうちに汚れや木のヤケが目立ち、色がくすんでくることはやむおえません。
塗ブチは汚れも目立ちにくく、しまった感じの印象になります。
●ふすまの椽(フチ)の種類 いろいろあります!
木地ブチ 桧・松・杉・タモ・米杉・スプルース・・・
本漆塗りブチ 黒・うるみ(焦茶)・溜塗り・拭き漆・弁柄・えんじ・・・
カシュー 黒・茶・溜塗り・・・
他 竹(貼り)・女桑(めぐわ)
また、カシュウーやポリウレタン仕上げでご希望の色のフチをつくることも出来ます。
現代の住空間ではふすまの本数も減っていますが、その分こだわりをもって、少々贅沢に気に入ったもの長く大切にを使っていただくことをお勧めしています。
ふすま紙や引手とフチ選びは、着物の生地や帯や小物の取り合わせと似て、とても楽しい時間です。
※写真 木地ブチ見本と塗ブチ見本の一部
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