音楽という魔法(音楽之友社刊より引用)
音楽の訓練は、ほかの何よりも効果的な手段である。
なぜなら、リズムとハーモニーは、
魂が宿る秘密の場所へと通じているからだ。
~プラトン(ギリシャの哲学者)~
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古来、神秘的な哲学に彩られていた国。中国が荒れている。
いったいどうした事なのだろう。
僕は古代の中国文明に計り知れない興味を抱いている。
孔子や孟子、例えそれが型破りの兵法の手段を教えた孫子に
してもだ。
鉄壁の哲学に裏打ちされた文化には尊敬を禁じえない。
音楽に関しても、哲学的な立場でいくつもの名言を残している。
曰く「秩序ある時代の音楽は穏やかで溌剌としている。
そして、その国もまたそうである。
曰く「仁徳は文化の柱 音楽はその柱に咲く花」。
つまり人を思いやる心が音楽だといいきったのだ。
現在の中国の楽壇はどのような状況なのだろうか。
このような状況を音楽家たちはどのように思っているのか。
同様に、ギリシャのプラトンも音楽の可能性を強く説いた。
それは知的な作業としての音楽の力を謳いあげるとともに、
心の文化としての音楽を評価したものだ。
リズム=前進する力
ハーモニー=協調する心
この二つが導いてくれる世界に、
メロディ(いつか見ることになる美しい夢)が待っているはずだ。
魂はそこで本当のやすらぎを得る事になるのだ。
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