日経記事;"起業家OB、若手育成に力 「エンジェル」に転身"考察 - 各種の新規事業・事業拡大 - 専門家プロファイル

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日経記事;"起業家OB、若手育成に力 「エンジェル」に転身"考察

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起業コンサルタントとしての活動 創業支援「実践的事業計画作成」

皆様、
こんにちは。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

9月17日付の日経新聞に、『起業家OB、若手育成に力 「エンジェル」に転身 出資に加え経営指南 』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。
 

『創業間もないベンチャー企業に出資する「エンジェル」と呼ぶ個人投資家の存在感が徐々に高まってきた。IT(情報技術)・インターネット企業の創業者が株式公開などで得た資金を元にエンジェルになり、ベンチャーを育成する側に回る循環も生まれ始めた。

ベンチャーキャピタル(VC)と違い、起業家OBとして経営面でも実践的に指南できるのが特徴だ。

ディー・エヌ・エーの創業者の一人、川田尚吾氏は2011年6月に同社の顧問に退いたのを機にエンジェルに転身。

大学生が講義の履修情報を共有するアプリ(応用ソフト)を開発したラビット(東京・目黒)など約20社のネットベンチャーに出資する。

1社あたりの出資額は1千万円前後。出資先の経営者とは最も多いケースで週1回のペースで会い、アプリの細かいデザインから他社との協業の進め方まで相談に乗る。

ジャスダック上場で個人向けレンタルサーバー事業を手がけるペーパーボーイアンドコーの創業者の家入一真氏も11年3月に同社取締役を退任するとともにエンジェル投資を本格化。

ネット関連など約40社に出資する。出資額は1社あたり100万~300万円。顧客獲得や社員のやる気を引き出す方法を助言する。

川田氏は43歳、家入氏は33歳と若く、起業家の苦労も知っているだけに、支援を受けるベンチャーには心強い存在だ。

起業支援の任意団体、TXアントレプレナーパートナーズ(TEP、千葉県柏市、村井勝代表)はエンジェルと資金調達を希望するベンチャーのつなぎ役を果たす。加入するエンジェルは09年11月の発足当時は10人だったが、現在は22人。日本IBMの北城恪太郎相談役らが名を連ねる。

3カ月に1度開くイベントでベンチャー経営者が事業内容を説明し、エンジェルからの出資を募る。ハイテク系ベンチャーが主な対象で、出資先は血液検査だけで脳梗塞の発症リスクを調べるアミンファーマ研究所(千葉市)など12社。必ず一人は非常勤取締役を送り、経営の助言も担う。

ベンチャー投資育成会社のネットエイジ(東京・目黒、西川潔社長)はエンジェルとベンチャーをつなぎ、資金調達交渉ができるサイトを開設。登録するエンジェルは現在24人、ベンチャーは30社に上る。エンジェルの出資が実現した場合、ベンチャー側から一定の手数料を受け取る。』


本日の記事は、日本でもベンチャー企業や起業家を支援するエンジェル投資家が少しづつ増えていることについて書いています。

ベンチャーや起業家にとって、起業時の資金の確保と起業後の運転資金の確保は大きな課題です。たいていの場合、自己資金や親及び、親せきから借りて資金調達することになります。

資金確保については、公的な融資制度があります。代表的なところでは、日本政策金融公庫がありますし、多くの地方自冶体もベンチャー起業家向け融資制度を持っています。

また、各地方にあります信用金庫も条件が整えば、融資してくれる場合があります。

このようにベンチャー企業にとって一定程度の融資を受けられる環境はあります。これらの公的な融資に加えて、従来よりベンチャーキャピタル(VC)がありますが、VCは株式上場で投資資金の回収を行う場合が多く、現在に至るまでベンチャー育成に貢献していないのが実情です。

VCから融資をしてもらうための条件も一般的には厳しいものがあり、多くの融資希望企業がこの条件を満たせないために利用出来ない実態もあります。

また、国内の金融機関からは、一部の信用金庫を除くとベンチャー企業への融資はほとんど行われていません。

米国では多くのエンジェル投資家が存在しており、目を付けたベンチャー企業に積極的に投資します。

私が以前支援しましたベンチャー起業家は、国内で融資先を探しましたが見つからなかったため、シリコンバレーに拠点を移して、エンジェル投資家を探したところ上手く見つかり、融資と経営支援を受けることができました。

半導体関連のソフトウエアベンチャーでしたので、大きな金額の融資は必要ありませんでした。現在も元気で事業しています。

多額の金額でなくても、国内では融資先を見つけるのは困難な場合が多いのが実情です。公的な機関から融資を受けると、一定条件を満たさないと追加融資を受けることができず、慢性的に運転資金の確保に神経を使うことになります。


ベンチャー企業にとって、事業継続する場合に大事なことが資金確保以外にあります。それは、企業経営、集客や販路開拓などの実務を如何に着実に実行するかです。

開発先行型のベンチャーの場合、公的な融資や各種公的な補助金及びエンジェル投資などの活用により、開発資金の確保が可能となり、開発期間中は事業継続ができます。

開発終了後に、集客が出来ないと、運転資金の確保が難しくなります。売れないから現金収入を確保できないためです。

集客できない理由は幾つかあります。開発した商品に魅力がなく競争力が弱い、顧客ニーズにマッチしていない、顧客に対して商品のアピールする力が弱い、販路を作ることが出来ないなどです。

開発先行型のベンチャー企業家の中には、上記経営活動に不慣れな人達がいます。私は、起業家支援の一環として、事業継続が可能になるように、集客や販路開拓の面からベンチャー企業を支援しています。

新規事業立ち上げには、販路開拓は必須なことです。いわゆる出口の確保です。


さて、日本で誕生しつつあるエンジェル投資家は、自分で起業し企業として成功させた後に、投資家になる人たちとのこと。

経営者としての起業の成功体験を持っている投資家が、ベンチャー企業の経営支援を行う意義は大きく、起業家は経営の道筋をアドバイス・指導を受けることができます。

政府もベンチャー企業や中小企業育成のための各種施策を強化しようとしています。今後の国内経済の再活性化と、雇用先を確保するためにも、多くの起業家が生まれて一社でも多くのベンチャー企業が継続・発展することができる環境を作ることが重要です。

私も他の専門家と協力しながら、中小企業の新規事業立ち上げを支援しています。我々は、開発資金の確保のために、政府や地方自冶体の公的な新規事業立ち上げのための補助金を可能な限り活用しようとしています。

今後は、支援先企業の条件が整えば、本日の記事にありますエンジェル投資家の門をたたくことを考えています。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

 

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